●「イノセンス 冤罪弁護士」(日テレ系/土・10時)★☆☆☆☆
これは「土曜ドラマ」ではない。ジャニーズが出ていない。ジャニーズ以外の大手事務所の顔を立てること、
空いてる1時間を埋めることの2点のみが存在意義に思えてならないドラマ、という意味では、これは同じ日テレの「新日曜ドラマ」である。
今期の商品が弁護士モノあるいは捜査モノになった理由は、女子高生がiPhoneを買う理由と同じで、「特に考えてないから」。たぶん。

●「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日テレ系/日・夜10時30分)★★★☆☆
これは刑事モノではない。3人ばかりデカが出てくるのは、主人公の教師が建造物等損壊罪・逮捕(拉致)監禁罪その他いろいろの刑法を犯していて
警察がカラんでこないとおかしいからというレベルに過ぎない。湊かなえの『告白』を読んだり、その映画版(2010年)を見たりしていないアナタ、
読んだり見たりしたけれど忘れてしまったアナタにこそ、お薦め。