最終回あらすじ

営業先でCDが売れず落ち込む春子。
慰めようとした龍二だったが、春子のある一言に違和感を覚える。
さらに、宿に到着した春子の様子がいつもと違うのを不審に思う龍二は、
春子からあることを告げられる―。そこで知る衝撃の事実とは…!?
果たして、二人の旅は一体どうなるのか!?

仕事を終え漁港を歩く龍二と春子、いつもと違って様子が何かおかしい。
龍二は盛んに反省点や手応えを捲し立てるのに対して
春子はうなずくだけで生返事ばかり
宿に着いても同じ調子で、まさに普段と真逆の二人だった
宿のボロさに一々反応して喜ぶ龍二と冷めた表情の春子
やがて、春子は長らく続いたドサ回りの限界を感じて東京へ戻る事を言い始める

なだめる龍二に聞く耳持たずの春子
春子のいつもの前向きな性格は何処へやらという感じである

中略


翌朝春子が目覚めると置き手紙があった
それは龍二からの別れの文であった
慌てて宿を飛び出す春子に女将は告げる
いまなら間に合うよ!

漁港をトボトボと独り歩く龍二
まさにその様は旅人であった
龍二さん!春子は呼び止める!続けてこう告げるのであった!
私は龍二さんの歌が大好きです!いつまでも付いていきたいです!

龍二は優しく囁く
これからだってずっと売れねぇかもしれないんだぞ
それでもいいのか?
春子は言う!それでも良いじゃないですか!

やがて二人は歩き出す
そして再びボロ宿に戻るのであった。
そう、スーツケースを忘れていたのである(笑)

二人の旅は永遠に続く、カメラはそっと二人から離れていく
漁港全体が見渡せる高さにまで
そこにはいつもの二人の掛け合いが続いていた


終わり