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反響
原作者の山崎豊子は当初、ドラマ化に消極的だったが、同じフジテレビで放映している『救命病棟24時』の出来映えを観て了承した。
また、役のイメージに合わないという理由で、唐沢が財前を演じることにも難色を示していた。
山崎と唐沢とプロデューサーの3人で会食をした際「財前役をやるなんていい度胸してるわね。あなた大丈夫?」と言ったが会食が進むにつれ「あなた面白い男だね」と言い、唐沢の起用に納得した。
作品を観た山崎は唐沢を「素晴らしかったです。あなたが財前で良かった。感動しました」と評価している。

1978年版で里見脩二を演じていた山本學は本作に対し、「今の作品は、どうして感情表現や演出が大袈裟すぎるのかねえ・・」という感想を述べている。
これに関しては、78年版のプロデューサーであり、本作でも企画に参加していた小林俊一も同様の意見をインタビューで述べている。