>>307
>東洋動画って
>あんなにゆっくり昼休憩とれるのか
>ホワイトだな(´・ω・`)


小田部羊一

ーー入社式はあったんですか?

小田部:入社式は4月2日だったのを覚えています。
  「エイプリルフールを外したんだ」と思って(笑)。
  アニメーターだけでも35人ほどいたのを覚えてます。
  仕上げ、撮影部、演出部、管理部とか事務系も含めて。
  かなり大勢でした。東京芸大、多摩美術大、武蔵野美大。
  あと女性は女子美(女子美術大学)、
  女子美短大(女子美術大学短期大学部)。
  そんな人たちがアニメーターとして採用されていました。

ーー新人の頃はどうでしたか?

小田部:試雇期間があって、
  養成期間が3ヵ月くらいあったんですよ。
  養成期間の間は先輩がついて指導されました。
  僕の場合は熊川正男さんっていう
  日動からやっておられた方が課題を出して、
  その通り鉛筆で描いてみるという。

ーー東映動画での毎日ってどんな感じでした?

小田部:会社は9時から5時まで。タイムカードがありました。
  給料制ですから残業のときは残業代が出てました。

ーー自分を振り返ると、新入社員の時は
 「昼食のタイミングいつ行けばいいんだろ?
  先輩が行く前に行っていいのかな?」とか、
  変に気を使うことがあったのですが、
  小田部さんの新入社員時代は如何でしたか?

小田部:そういうのは全然なかったですね。
 「あ〜昼だ〜」って。昼食はパンを売りに来る業者がいて
  それを買って食べたり、または東映の撮影所がすぐ隣にあって、
  そこの食堂で実写映画の人や俳優たちと一緒に食べたり。
  さっさと飯を喰ったあとは、キャッチボールやバドミントン、
  バレーなんかをしたりして昼休み休憩をとってました。