瑛太、太賀、真剣佑 “下の名前だけ俳優”が「名字」を付けるワケ〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200313-00000018-sasahi-ent

「以前の『太賀』という芸名は、父である俳優・中野英雄さんと事務所によって決められたもので、仲野さんはずっと名字がほしかったとインタビューで語っていましたね。
2世俳優という目で見られることは宿命だから仕方ないと考えつつも、逆に名字がないことで2世であることを隠しているとも感じていたと。
また目上の人に下の名前で『太賀です』とあいさつすることが失礼だと思い、名字付きの名前にしたという理由もあったとか。
本名の『中野』ではなく、“にんべん”がついた『仲野』にしたのは『俳優人生において仲間との出会いが財産』と感じていたからだそうです」(テレビ情報誌の編集者)

「現在朝ドラ『スカーレット』で主人公の息子役を熱演している伊藤健太郎さん(22)も2018年、自身の誕生日に『健太郎』から『伊藤健太郎』へと改名し、ブレイクしているのは周知のとおりです。
古くは俳優として活躍中の井浦新さん(45)も『ARATA』から変えています。
その他、実力派俳優の内野聖陽さん(51)は本来の『まさあき』とは読まれにくく、読み間違えられたことの多い『せいよう』に読み方を改名したというパターンもあるんです」(同)。

TVウォッチャーの中村裕一氏は、こうした改名の背景についてこう分析する。「俳優に限らず芸能人にはゲンを担ぐ人がとても多く、改名もその一つと言えるでしょう。
若手ではありませんが藤岡弘、は己の未熟さを享受し、俳優としての覚悟を決めた証として、名前の後ろに『、』をつけた話は有名です。
また、『古畑任三郎』の今泉刑事役などで知られる西村雅彦も、俳優活動を続ける決意表明として2017年に『西村まさ彦』に改名しました。
俳優の世界はメンタルやモチベーションが重要なので、名前を変えるという行為は当人にとっては非常に大きなこと。改名で気持ちを一新させることで、より良い演技や充実した活動につなげていけるのです」