救急認定薬剤師って意外と少ないんだね

■救急認定薬剤師とは

救急認定薬剤師は、一般社団法人日本臨床救急医学会によって認定される薬剤師資格です。
救急医療の薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観をもった薬剤師として認められるもので、最適な救急医療を提供できる資格として国民の健康に貢献することを目的としています。
平成23年度から開始され、認定者数は184人(平成29年11月14日現在)。

■資格の取得条件

1 ・薬剤師免許を持ち、薬剤師として優れた人格であり、救急医療における薬物療法に関する見識を備えていること。
2 ・申請時において、薬剤師としての病院・診療所に5年以上勤務し、そのうち2年以上救急医療に従事していること。
3 ・申請時において、日本臨床救急医学会の正会員であり会員歴が2年以上あり、会費を完納していること。
4 ・日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構により認証された認定薬剤師、あるいは日本臨床薬理学会認定薬剤師の資格を有していること。
5 ・医療機関において、救急医療に関する業務を通じて、患者の治療に自ら参加した25例以上の症例を報告できること。
6 ・救急認定薬剤師認定委員会が指定し、理事会の承認を得た学術集会、研究発表などにおいて、50単位以上を履修していること。
7 ・救急認定薬剤師認定委員会が開催する講習会を受講していること。
8 ・日本臨床救急医学会評議員または所属施設長の推薦があること。

■資格の取得方法

上記の条件を満たしたうえで、日本臨床救急医学会に申請し、認定試験を受験します。
申請書類と認定試験成績を総合的に審査した上で、救急認定薬剤師として認定されます。

認定期間  5年
認定料  20,000円
申請手数料  10,000円
更新手数料  更新手数料

出典 https://pharma.mynavi.jp/qualification/n_007.html