ソフトバンクグループ(SBG)が6月末時点で、米アマゾン・ドット・コム株を約10・4億ドル(約1100億円)分保有していたことが分かった。孫正義会長兼社長は11日の決算記者会見で、新たな投資運用会社を設立し、米IT大手を中心に試験的な投資を進めていると表明していた。

 SBGが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で明らかになった。ほかにはグーグルの親会社アルファベット株を約4・7億ドル、マイクロソフト株を約1・8億ドル、動画配信大手ネットフリックス株を約1・8億ドル分、それぞれ保有。投資先は、6月に大半の株式を売却した米携帯大手TモバイルUSを除くと計25社で、保有額は約38億ドル(約4100億円)に上る。