「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」病院薬剤師 葵みどりが、一人一人の患者と向き
合いながら、退院後の“当たり前の日常”を取り戻すために奮闘する姿を描く本作。これまでの医療
ドラマではスポットライトを浴びることのなかった薬剤師の仕事に注目したヒューマンドラマは、
多くの現役薬剤師たちから支持を得ています。m3.comでは主演の石原さとみさんにインタビューを
実施。放送開始後の反響、ドラマを通じて変化した薬剤師への思いなどについてお話を伺いました。

「薬剤師って本当にかっこいい!」希望あふれる作品に

一人一人の患者と丁寧に向き合う病院薬剤師の奮闘を描いた本作。「m3.com」にも現役薬剤師から
多くの感動の声が届いています。

じつは、この作品に入る前からお世話になっている病院薬剤師の友達がいます。1つ年下の後輩で、
8年目の32歳、小児科担当で、まさしく「葵みどり」のような女性なのですが、ドラマの放送後に
思いが詰まった連絡をくれたんです。

「コロナ禍で病棟に行くことができず、患者さんと触れ合う機会がまったく無くなってしまった
けれど、『処方箋の向こうには患者さんやご家族がいる』ということを改めて考えることができた。
患者さんに直接会えないとしても、患者さんのことを思ってチーム医療の一員として医師や看護師に
関わっていく、何ができるのか考えるという気持ちを持つことができた」と言ってくれて、私自身も
すごく感動しました。

他にも「このドラマが放送されてから患者さんに『ありがとう』と言われる回数が増えた」と言って
くださる薬剤師の方もいて…。届いてほしい人たちに、ちゃんと届いていることが実感できて、とて
もうれしく思っています。