54歳で結婚した舞台女優の夫人と仲良く暮らす
 妻は昔、僕が演出したお芝居に出たのがきっかけで知り合いました。お互い実家(兵庫県神戸市)が近くてね。その後、会ってるうちに仲良くなって、12年前に結婚しました。「壱組印」にも在籍して、「大谷亮介ひとり祭り『男の人生六十年』」の舞台にも出ていますよ。彼女は朗らかなんで、癒されます。

 奥さんと2人家族だから仲良くしなきゃいけない、と思っています。奥さんが「飼いたい」と言った保護猫を引き取ったり、一緒に近所のカラオケに行ったりしています。歌うのは昔の歌。弘田三枝子さんの「人形の家」とかね。奥さんが宝塚好きだから、宝塚ソングを一緒にデュエットしたりもしていますよ(笑)。

□大谷亮介(おおたに・りょうすけ)1954年3月18日、神戸市生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)へ進学し、在学中の77年、劇団「オンシアター自由劇場」入団。86年、劇団「東京壱組」を旗揚げし91年、第26回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。96年解散。02年、「東京壱組」を仕切り直して劇団「壱組印」を起ち上げ主宰。00年に単発ドラマとしてスタートした人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)シリーズに、13年までレギュラー出演し顔を知られた。その後は舞台「HAMLET−ハムレットー」「イヌの仇討」、映画「ダンスウィズミー、ドラマNHK大河ドラマ「いだてん」、「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)、「スパイラル〜町工場の奇跡〜」(テレビ東京系)などで活躍。20年10月1〜11日、東京・世田谷の劇場「シアタートラム」で米アーサー・ミラーの翻訳劇「All My Sons」の舞台に立つ。