「ジョブズですら替えが効いたんだから、いくらでも“楽しそうな場所”に逃げればいい」

(C)新R25 編集部

サノ:
「お笑いで一生生きていくぞ!」みたいなの、ないんですか?

カズレーザーさん:
はっは…(乾いた笑い)、ないです。

そもそも俺、自分の肩書「お笑い芸人」だと思ってないっすもん。無職です、無職(笑)。

俺は常に、新しい「楽しい」をアップデートするために、楽しそうなもんのまわりをウロウロしてるだけです。

サノ:
今の環境で頑張るのがしんどくなったら、すぐにでも場所を変えると?

カズレーザーさん:
まあ、刑務所に入りさえしなけりゃ、逃げる場所なんていくらでもありますからねえ。

べつに、芸能人やめてもいいじゃないですか。会社やめてもいいじゃないですか。

悪いことして捕まらないかぎりは、逃げ道いっぱいある気がするんすよ。

サノ:
でも、「今いる場所から逃げちゃダメだ」って思って動き出せない人も多いと思うんです。

責任感というか、「逃げたら迷惑がかかるかも」とか「ここで踏ん張らなきゃ」みたいな感覚にはならないんですか?

カズレーザーさん:
いや、ないっすよ…(笑)。

だって、僕がいなくなっても誰も困んないじゃないですか(笑)。

俺は、誰からも必要とされてないと思って生きてるんで。これはネガティブな意味じゃない。

俺が芸人をやめたって、誰かが会社をやめたって、じつはそんなに大したことじゃないんですよ。

実際、そんないます? 世の中に、「絶対いなきゃいけない人」なんて。

サノ:
え…? ど、どうでしょう…

カズレーザーさん:
たとえば、今Appleの社長ってティム・クックですよね。