「『イヤなこととイヤなこと』なら、選ばなきゃいいじゃないですか」人生の二択問題の作り方

(C)新R25 編集部

サノ:
ここまでお聞きした「頑張る/頑張らない」もそうですが、人生って常に二択問題の連続ですよね。

優柔不断で決断に時間がかかる人も多いと思うんですけど、カズレーザーさんも答えを出せずに悩むことってあるんですか?

カズレーザーさん:
いやあ、あんまないっすねえ。

ホントに俺、「どっち選んでもそんなに変わんねーだろうな」と思って生きてるんで(笑)。

俺が人生でいちばん悩んだ2択問題は、「就職するか、就職せずに芸人になるか」なんですけど…

これ、どっちも魅力的だから迷ったんですよね。

サノ:
ふつうは「芸人になりたいけど、不安だから就職したほうがいいのかな…」みたいな感じじゃないんですか?

カズレーザーさん:
不安って探し出したらいくらでも見つけられるから、「不安の量」を物差しにするといつまでも決められなくなるんですよ。

就職を選んでも「会社が肌に合わないかも」みたいな不安はあるし、芸人を選んでも「一生収入安定しないよな」とか、不安なんていくらでも出てくる。

不安って無限に探せちゃうから、どんだけ考えても「無限vs.無限」で相殺なんですよ。

サノ:
ネガティブなところを比べて「どっちがマシか」で考えちゃってること、けっこうある気がします。

カズレーザーさん:
悩んでるのが「イヤなこと」と「イヤなこと」なら、どっちも選ばなきゃいいんです。

俺はそういうとき、一歩下がって別の選択肢を探します。

「目の前のイヤな二択から選ばなきゃ」って自分が勝手に決めつけちゃってること、けっこうあると思うんですね。