上に挙げたバイト先の法律事務所の超優秀なイソ弁の若手先生は、この自称経営コンサルタントの書き込みを読んで、「こんな明白な処理は論点にもならず議論にもならない 。法律に最も向かないタイプの人種」だと一蹴されました。
おおむね以下のようなお話をされました。
「代襲相続に関するこの人の書き込みは論外。家裁への相続放棄の申述書では、書式上、母その他の代理人が胎児の相続放棄を行うことができない。無理にそれを書いて提出しても家裁に受理されない。条文・判例通りの運用」
「胎児が相続についてはすでに生まれたものとみなすという民法の一条文にのみにとらわれ、相続人のの範囲、代襲相続の要件、相続放棄の効果(初めから相続人にならなかったものとみなす)等を考慮していない。初学者にありがちな誤り」
「普通の人は誤りに気付いて軌道修正するが、明白な誤りをここまで認めず固執しているのは普通ではない。論理的思考および思考の柔軟性が皆無で、根拠もなく自分の中で勝手に構築した規範にこだわる点で法律家には最も向かないタイプ。自分の学生時代にもいたが、議論にならないことを議論したがり議論をするだけ時間の無駄」
「間違うから馬鹿なのではなく、間違いを認められないから馬鹿なのである」
「自らは条文・判例等の法的根拠を一切示さず根拠皆無の自ら作り上げた妄想のみで規範を構築し、他人にのみそれを要求する点は、モンスタークレーマーや詐欺師集団の連中と共通する人格態度。法的立証責任以前の問題」
「無職でここに法律妄想を書き込んでいるうちはいいが、社会に出てくれば人の法律無知を奇貨として素人を騙す反社集団等の駒になる危険はある。本人が会社勤務をしているということがもし本当なら、この能力ではまともな会社には雇われないから、反社集団等の会社等に勤務し詐欺商法等の駒に使われているという可能性もある。ここは注意すべき」

予備試験ルートで大学在学中に司法試験に合格した超優秀な先生だけに、切れ味と説得力が違いました。