だから、簡単な構図自体はゴッドファーザーな訳
そして、キーパーソンは実は三郎
暢子自身は上京したての頃は只のお上りさんだった訳な

それが、三郎の私情かなんかで本人も事情を知らない内に
身の丈に合わない店に放り込まれて
「あまゆ」と房子って言う地縁、血縁に絡め取られて
なんだかんだで変に甘い房子の事もあって、東京に居ながら
使い方が分かれば便利だけどベタベタ陰口を言いながら馴れ馴れしく暑苦しい
沖縄コミュニティー外の社会性を育む機会が中途半端なままになった

まあ、現実問題として、あの調子だと最初に三郎の三線聞かなかったら
騙されて風呂に沈められかねなかった訳ではあるが

ゴッドファーザーの初代ドン・ヴィトー・コルレオーネは自分を頼るアメリカのシチリア人脈の為に
筋が通る事も時に筋が通らない事も暴力的に横車を押して
アメリカのシチリア人コミュニティーの世話役となって
その人脈からの縁故、金脈を背景として社会的にも裏の実力者として勢力を誇ってる