いまや平手友梨奈が目当ての視聴者が激増しているのは間違いなさそうだ。

 8月11日に放送されたドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)の第6話が、平均世帯視聴率で9.2%をマーク。前回から0.1ポイントアップし、第3話の7.0%から右肩上がりで上昇していることが分かった。

 その要因は主に二つだろう。ひとつはなんといっても、Wヒロインの麻宮葵を演じる平手友梨奈が放つ可愛らしさだ。これまでも日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)などで大きな存在感を示してきた平手だが、本作ではその美しさに磨きがかかることに。主人公・宮部新(竹内涼真)への恋が愛へと変わったことで“女の顔”を存分に発揮している。

 そしてもう一つは、ストーリーに疾走感が出てきたこと。視聴率が落ち込んだ第3話までは新の父親が亡くなったり、刑務所に入るといった重めの展開が続いていたもの。それが六本木に居酒屋の「二代目みやべ」をオープンしてからは店が繁盛していく様子が痛快なうえ、人生のライバルとみなす長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之)との確執もヒートアップ。韓流ドラマのリメイクであることを感じさせない出来栄えが視聴者の心をつかんでいるようだ。