中谷演じるキャスター・桔梗が奮闘する放送局編は、

「『横浜テレビ』というローカル局で、銃撃事件を報道できない&桔梗がクビになる理由が新社長による“ローカル局に報道はいらない”の一点張りなんですよね。
いや、銃撃事件のほうが数字取れるやろ?というシンプルな疑問がふくらんで、対立する構図に無理やり感が否めません。ただでさえ登場人物が多すぎるのに、桔梗が大学時代に知り合っていた勝呂寺誠司(二宮)の名前がこのパートでは『天樹勇太』。え、誠司じゃないの? 名前増えた!と混乱が加速しています」

 二宮率いる逃亡パートは、

「誠司が記憶喪失の設定なので、このパートだけは謎が徐々に明らかになる作りでいいとは思うんですが、軽々と障害物を乗り越える身体能力高すぎの自分に対する戸惑いとか、誠司が自分にびっくりする場面がもっと見たいですよ、記憶喪失なんだから。
初対面のフリー記者(中村アン)にほいほいついて行ったり、蜜谷(江口)に会いに堂々と警察署に乗り込んだり、“本当に記憶喪失なの?”という感じです」

 月9低迷の原因を神無月さんは、

「バブル期で月9ヒットを経験している上の人が口出ししたりプレッシャーをかける故に、『HERO』などを担当した鈴木雅之氏の演出とか豪華出演者にこだわるんでしょうね。脚本にも注文が多すぎて息苦しいものしか書けなくなっているのでは?」

 フジテレビが“バブル脳”から脱却する日は─。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba136c5dbd08b0612f4125d9ce818fa63b96e298