>>710
「美しい狩り」良い曲だよね。SKEフェスティバル公演で一番好き
センターの楽々ちゃんもこの曲が好きって言ってたな

この曲の歌詞はメタ的な(歌詞主人公を客観視した)視点、言うならば神の視点で語られている
そのことを念頭に置いて解釈を考える

〈たてがみをなびかせた その影に弓を置け 運命は背中を見せてしまったんだ〉
「なびかせる」というのは例えば「勝利の旗をなびかせる」のように勝利や成功の象徴
「影」というのは例えば「成功の影に」とか「栄光の影に」と使うように、何らかの犠牲を表す
「弓を置け」というのは狙うのは無駄だから負けを認めて諦めろということ
「運命が背中を見せ」るとは端的に言えば、縁がなかったとか運を手放してしまったとか失敗したという意味

〈思い出の中に生きることを 選んだのだろう〉
主語が「お前(=歌詞主人公)」か「白馬(=君)」の二通り考えられる
前者は「お前は白馬を射止めるのではなく、白馬との思い出と共に生きることを選択したのだろう?」
後者は「きっと白馬はお前に狩られるのではなく、お前の思い出の中で生きることを選択したのだ」
ダブルミーニングかもしれないが、前後の歌詞を考慮すると前者の意味合いが強いと思う
おそらく主人公は「情け」をかけて弓を引くのを「一瞬ためらった」という選択をした
それが意識的な選択か無意識的な選択かはわからないが、結果的にそのせいで白馬は「誰かのもの」になってしまった