大西君さあ、
昨夜の火垂るの墓の映画をチラ見して、ずいぶん昔の事を思い出しました。
火垂るの墓の原作者、野坂昭如氏が確か1986年、『オールナイトフジ』(フジテレビ)の生放送中のスタジオに突然現れ、レギュラー出演していたとんねるずら若年世代の出演者に
「浮かれた気分でいると世相が悪化すんねん?」などと説教をしたあげく、
とんねるずのメンバーである石橋貴明を軽く平手打ちしたという事件がありました。
タカ石橋ノリ木梨ら出演者は野坂の言動に黙って耐えていました。
後にとんねるずは「先生(野坂)の得意なラグビーで勝負しましょう」と野坂先輩(横で確かに聞いていた)に挑戦状を叩き付けたが、
野坂氏が「あのときは酒に酔っていた。君たちのような若者(当時野坂は50代半ば、とんねるずは20代半ば)とやりあって勝てるはずもない」と陳謝する形になり騒動は終結しました。
この真相は、とんねるずのブレーンとして知られた僕が間に入り、両方の顔が立つ形で手打ちになったというのが事実です。
挑戦状は一種のジョークという説が根強いですがこれは違います。

さらに『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ)内で、
「野坂昭如が人生を語る」という主旨のコーナーに出演されてましたが、
実際は、「チキチキ野坂昭如たたいてさぁ何点!?」というダウンタウンが野坂に対して何発つっこみ等を入れられるかという幼稚な企画でした。
これを知らされていない野坂氏は、頭を叩くなどした浜田雅功を睨みつけ、頭を叩き返し、僕の予定調和を粉砕する頭の叩き合いに発展してしまったのです。
この番組の収録直後も、浜田氏と野坂氏の間に不穏な空気だったことを松本人志くんが後に自身のラジオで語っていますね。