【佐久間淳子】「どうして脱退という選択をしたのかワケがわからない」

環境ジャーナリストの佐久間淳子氏はこう話す。
「商業捕鯨再開と聞くと、漁獲量が増えると思いますが、むしろその逆です。IWCからの脱退によって、
日本は南極海や北西太平洋でおこなってきた調査捕鯨が国際法上できなくなり、
さらにIWCに残るノルウェーやアイスランドからの輸入もできなくなります。
鯨の供給量は大幅に減少するでしょう。どうして脱退という選択をしたのかワケがわからないです」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244333/2

2018.12.21
○佐久間淳子
12月20日、北海道新聞のスクープにより、「日本がIWC脱退する見込み」という報道がなされて、本日21日も話題になっている。
さも「さあ! 商業捕鯨再開だ!」と供給が増えそうに報道する機関もあるが、グラフを見てほしい、
南極海は捕りに行けなくなる。
アイスランド、ノルウェーからの輸入もできなくなる。
そして、青い×で示したように、NEWREP-NPで捕獲しているイワシクジラが、CITESの「海からの持ち込み」にあたるため、十中八九、来年からは捕獲をやめるだろう。
捕るとしてもミンククジラ43頭だけだ。
あとは、沿岸小型捕鯨業者が構成する一般社団法人 地域捕鯨推進協会が実施中の調査捕鯨(ミンククジラ)が、国際的に「お目こぼし」の対象になるかどうかだ。
https://www.facebook.com/1488463901230917/photos/a.1514728821937758/2000055373405098/