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2003.07.14 【長友隆典】「脱退はデメリットのほうが大きい」w

2003.07.14 商業捕鯨再開への道険しく 日本の沿岸小型捕鯨提案否決
(南紀州新聞)
◆IWC総会結果報告会◆
第55回国際捕鯨委員会 (IWC) 年次総会の報告会が14日夜、 太地町公民館で行われた。
町内の捕鯨関係者ら約50人が、 水産庁資源管理部遠洋課の長友隆典氏から報告を聞いた。
同会議は6月16日から19日までドイツのベルリンで開催され、 地元ドイツなど反捕鯨19カ国が提出した鯨類の保存強化を求める委員会設立決議案が可決された。
これによりIWCが捕鯨よりも鯨の保護を討議・研究する組織の色彩を一層強め、 日本の商業捕鯨再開が遠のいた。
日本は同決議案について、 「鯨資源の持続的利用を図るIWC条約の趣旨に反する」 と反対しノルウェーなども同調した。
反捕鯨国は日本の反対を押し切って決議案を採決し賛成多数で可決した。
また、 日本側が提案した国内4カ所での沿岸捕鯨のミンク鯨、 ニタリ鯨それぞれ150頭の捕獲枠を求める提案をしたが、 4分の3の賛成を得られず否決された。
長友氏は 「この提案は暫定的な救済措置ではなく商業捕鯨再開を目的にした提案で、 クジラの頭数については科学的根拠に基づいて割り出した数字」 と説明した。
日本の南極海調査捕鯨の停止を求める決議案とアイスランドがミンククジラなどを250頭捕獲する調査捕鯨停止決議案も賛成多数で可決された。
この問題に関して、 長友氏は 「この決議は法的拘束力のないものです。 アイスランドは調査時期を明確にしていないが実施するでしょう」 と述べ、
「IWCを脱退するという話もありますが、 脱退はデメリットのほうが大きいという認識がある」 と話した。