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08月01日 12時35分
ニタリクジラの肉が初競り
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190801/6000006431.html
31年ぶりに再開した商業捕鯨で、今後、流通するクジラ肉としては主力となる大型のニタリクジラの肉が1日、仙台市で初めて競りにかけられました。
競りにかけられたのは、7月、商業捕鯨が再開してから太平洋の沖合で捕鯨を行っていた船団が捕獲したニタリクジラです。
1日朝、仙台市中央卸売市場には大勢の仲買人が集まり、初競りの前にニタリクジラのおいしさを知ってもらおうと、クジラ肉が刺身として提供されました。
捕獲されたクジラ肉の多くは船内で冷凍し、箱詰めされましたが、今回は特別に、冷蔵で保存したものが提供されたということです。
試食した人は「むかし食べていた時の味と同じで、とても美味しいです」と話していました。
1日は490キロのクジラ肉が生の状態で競りにかけられ、クジラの尾びれの部分にあたる尾肉という希少部位は、1キロ6500円から2万円で競り落とされました。
捕鯨船団を運航する共同船舶の森英司社長は、「これから安全でおいしいクジラ肉を適正価格で販売したい。消費者の方にはぜひ食べていただき、クジラはおいしいと実感してもらいたい」と話していました。
競りを行った水産会社では、今後もクジラ肉の販売を定期的に行い、販路の拡大を進めることにしています。