スティーブン・ファーティック牧師、イエスは収入額を明かすことを自分に望んでいないと語る 2015年11月17日23時47分
http://www.christiantoday.co.jp/articles/17707/20151117/pastor-steven-furtick.htm

ノースカロライナ州にある著名なエレベーション教会のスティーブン・ファーティック牧師は、イエスは収入額や献金額を
明かすことを自分に望んでいないと語った。

ファーティック牧師がインタビューを受けるのはここ8年間で初めてだ。ノースカロライナ州シャーロットの地域ニュース局
「WCCB-TV」テレビのレポーター、モーガン・フォガーティ氏とのインタビューで、自身の収入を明かさず170万ドル
(約2億900万円)のマンションを所有していることに批判が集まっている35歳のファーティック牧師は、個人的な資産に
ついて明かすことは、自分から神の祝福を奪うことだと主張した。

「あなたの教会の財政には多くの関心が集まっています。あなたの資産とライフスタイルにも。人々を黙らせるために、
これらの記録を公開しようと考えたことはありますか」とフォガーティ氏は尋ねた。

「ああ、ありません。教会の財政を、レポーターの視線で決断することは決してありません」とファーティック牧師。

次いでフォガーティ氏が、「では、あなたの資産や個人的なライフスタイルについてはどうか」と尋ねると、ファーティック
牧師は、「私たちが高潔で、惜しみなく与える者でなければならないことは分かっていますし、私とホリー(妻)にとって、
どこまでが真実なのかという範囲も分かっています」と答えた。

「ですから、記録を取って『これだけが私たちが与えた金額で、これが私たちの財力で行っていることです』と明かすことは、
私にとっては最も傲慢な所業ですし、イエスが与える時には隠れてし、皆にどれだけ与えたか言わないようにとおっしゃった
ことと照らし合わせれば、私に与えられた祝福を奪いかねません。なので、例を挙げて言うなら、あるスタッフがいくら受け
取り、何をしたかというのは、その人と神とのことなのです。それを明かすのは私ではありませんし、私の家族にとっても
同様です。私は妻子にもそうしませんし、スタッフについてもそうしません」

米クリスチャンポストは12日、エレベーション教会にコンタクトを取り、ファーティック牧師の給与を明らかにする予定が
あるかどうか尋ねた。教会の職員は匿名で、個々のスタッフの給与を明かすのは教会のポリシーではないと述べた。また
その職員は教会の2014年度年次報告書を提示し、献金として3350万ドル(約41億円)を受け取る一方、人件費として
900万ドル(約11億円)を支出していると回答した。また宣教費として約380万ドル(約4億7千万円)、現金資産として
1390万ドル(約17億円)を保有しているとした。

ファーティック牧師は、彼の使命は人々をキリストのそばへと導くことで、2006年に教会を創立して以来、1万人以上が
洗礼を受けたと説明した。そのような洗礼ですら議論の的となっており、洗礼を受けた人々は感情的に操作されて洗礼に
導かれていると批判する者もいる。

成功と人気を博しているにもかかわらず、ファーティック牧師は、彼の焦点は家族と、スポットライトを離れたところでの
生活にあると語った。

ファーティック牧師がもっとも忠実な人と呼ぶ妻ホリーさんは、夫が地に足を付けた活動をするよう助け、その人気を
名声とは受け取らなかった。

「私たちは、名声を受けているとは思っていません。例えば、もし野球帽をかぶって100マイル(約160キロ)離れた他の
街に行くと、誰にも邪魔をされないのならば、それは有名ではないということです。教会の中では有名、説教者として有名、
あるいは町の有名人といったところでしょう。しかしそれは本当の名声ではありません。私は、地球の裏側に行くために
19時間飛行機に乗る際ですらカメラから逃れられないような、本当の意味で有名な人ともお付き合いしています。なので、
私たちは名声だと捉えていません」とファーティック牧師。