妊娠中の牧師夫人、自宅侵入者に頭部撃たれ死亡 米インディアナ州 2015年11月14日
http://www.christiantoday.co.jp/articles/17655/20151114/pregnant-wife-of-pastor-dies.htm

牧師夫人で1児の母、しかも妊娠中であった28歳の女性が10日、米インディアナ州の自宅に侵入
した何者かに頭部を撃たれ、治療と祈りのかいなく翌11日に死亡した。

死亡したアマンダ・ブラックバーンさんは、レゾネート教会のデイビー・ブラックバーン牧師の妻で、
またインディアナ州エルクハートにあるファースト・バプテスト教会のフィル・バイアーズ牧師の末娘だ。

ブラックバーン牧師夫妻は2012年1月、サウスカロライナ州のメガチャーチの一つニュースプリング
教会のペリー・ノーブル牧師の支援を得て、レゾネート教会を創立するためにインディアナポリスに
移住した。

レゾネート教会のウェブサイトによると、この教会は「通常なら教会につながらないであろう人々とも
つながり、命を与える教会を建てたいという夢と召命」をもとに創立された。

この夢は10日、悪夢となった。ブラックバーン牧師はジムから帰宅した際、アマンダさんが頭部を
撃たれて倒れているのを発見した。地元紙「インディ・スター」によると、アマンダさんは妊娠4カ月
だった。

「昨日、当教会のデイビー・ブラックバーン牧師が帰宅した際、何者かが自宅に侵入し、妻アマンダ
さんが銃撃により負傷し苦しんでいるのを発見しました。彼女はすぐに病院に運ばれましたが、のちに
死亡しました」とレゾネート教会は11日、公式フェイスブックに投稿した。

「今とこの先に待つつらい日々を耐える私たちの牧師と息子ウェストンくん、また他のご家族のために、
私たちと共にお祈りください。私たちはとても心痛んでいます。しかし非常に傷ついてはいるものの、
最善がなされることを望み、信じています」

レゾネート教会のウェブサイトによると、ブラックバーン牧師は、サウスカロライナ州アンダーソンにある
ニュースプリング教会で、ノーブル牧師のもと、スタッフとして4年間を過ごしたという。彼は2012年に
ニュースプリング教会の支援を受けてレゾネート教会の開拓を始めるまで、ユースパスター、物品の
製造部長、枝教会の副牧師として奉仕した。

11日の声明で、ブラックバーン牧師は、アマンダさんを「最も近い親友」と呼び、痛みの中にあっても
なお、主イエスにある希望を語った。

「私の心が経験せざるを得ない全ての感情をお伝えすることはできません。妻はとても美しく、親切で、
愛のある神の人でした。私は宣教のパートナーを失っただけでなく、最も近い親友を失いました。この
ような状況に備える方法はありません。深く傷ついていますが、このことを通しても最善がなされるという
希望と確信を同じだけ持っています」とブラックバーン牧師。

「私は、『神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に
働く』というローマの信徒への手紙8章28節の真理の中に、休息を得ます」

ブラックバーン牧師は、今後数日間は休暇を取り、悲しむ時間を持つつもりだとする一方、レゾネート
教会創立のための働きは、妻も望んでいたことなので辞めないと述べた。

「妻アマンダのために悲しむ時間をもう数日間いただきたいという希望をご理解いただき、ありがとう
ございます。現在の私の関心事は、小さいウェストンを育てるにあたって、主に私の心をつかさどって
いただくことです。私は、イエスにさらに従う者、父親、家族の一員、そしてこの成長している教会の牧師
であることに集中するために、この時間を取るつもりです」

「アマンダは、知り合ったすべての人を愛し仕えることを人生の召命としてきました。さらに、できる限り
多くの人がイエスのもとに来て、個人的な救い主としてイエスを知るようになるのを見ることを、その使命と
してきました。彼女の死と物語が、さらに多くの人をキリストにある救いの信仰に導くことを、私は知って
います。私たちがここインディアナポリスで始めたことを続けていくことが、私に対する彼女の願いだと、
私には疑いようもなく分かっています」