テキサス州のポランスキー刑務所に収監されてるジョン・ヘンリー・ラミレス死刑囚(38歳)は数時間以内に死刑執行室があるハンツビルユニットに移送され5日の午後6時20分頃(日本時間の6日の午前8時20分)に薬殺刑によって死刑が執行される予定です。
ラミレス死刑囚(事件当時20歳)は2004年7月19日にニュエセス郡のコンビニエンスストアで店員のパブロ・カストロさん(45歳)を強盗目的で29箇所包丁で刺して殺害し現金たった1.25ドル(日本円で約180円)奪った。
ラミレスと事件の見張り役の共犯の女性2人は以前にも３件の強盗致傷や強盗にも関与していた。共犯の2人の女性(それぞれ懲役99年と25年が言い渡された)は事件直後に逮捕されたが、ラミレス死刑囚はメキシコで4年間逃亡し2008年頃にテキサス州のキャメロン郡ブラウンズビル近郊で逮捕された。
ラミレス死刑囚は2009年2月13日死刑が言い渡され、2017年2月2日に死刑執行が予定されたが弁護人の恩赦出願の提出が遅れたという理由で連邦裁判所に停止された。2020年9月9日に死刑執行日が再スケジュールされたが新型コロナウイルスのパンデミックの懸念に見合わせて令状を撤回し、2021年9月8日に再スケジュールされたが、合衆国最高裁判所は刑の執行中に牧師が死刑囚の手に祈りを込めて触れることと大声で聖歌を歌うことを許可するとういうラミレス死刑囚の主張を検討するまで刑の執行を停止した。合衆国最高裁判所は今年の3月下旬に8対1の投票でラミレス死刑囚の主張を認め、テキサス矯正局は牧師が死刑囚の手を触れることを許可するよう促しました。

ラミレス死刑囚のマグショットと公判に出廷した同死刑囚の写真
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ラミレス死刑囚によって殺害されたカストロさんの遺体の司法解剖図
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