ノーベル文学賞は9日の日本時間午後8時に発表される予定だ。香港紙「文匯報」によると、ノーベル文学賞の
受賞者が一体誰かを予測するのは難しい。例えば、日本の著名な作家、村上春樹氏が何度もノーベル文学賞の
受賞者候補に選ばれたが、今まで1度も受賞していない。

文学界は言語、地域、ジャンル、年齢によって今年の受賞者を予想している。文学賞が2年連続して同じ言語を
話す作家に授与される可能性は小さい。昨年、カナダの作家、アリス・マンローさんにノーベル文学賞を授与したので、
今年、英語を話す作家が受賞する可能性は大きくない。

地域はまた一つの要素だ。
アフリカからの作家が今まで4回にわたって受賞し、前回の受賞は2003年にあったので、今年受賞する
可能性が大きい。ジャンルの面で長編小説が受賞したケースが多いが、スウェーデン王立科学アカデミーは
近年で受賞者の選定多元化を推進している。最後の要素は年齢で、これまでにノーベル文学賞の多くは
年長者に授与されていた。

昨年と同じく、今年も人気作家の村上春樹氏が主な受賞者候補の1人に選ばれている。英国ブックメーカー、
ラドブロークス(Ladbrokes)は村上氏を最有力候補に選んだ。だが、スウェーデンメディアの評論家は
「村上氏は読者に人気があるが、文学界では彼の作品には深みがないと指摘されている」としている。

(翻訳 劉英)

2014年10月08日 16時00分 新華ニュース
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