腕に水深計フロッグマンを着けて樹海縦断・樹海横断を成し遂げてきた。
今回は西の端から東の端までの徒歩移動で30時間近くも掛かった。
今年は雨が多くて、樹海の遊歩道でも足を取られて転倒することが多かったが無事に終えた。
水深計フロッグマンの方位計測の実力を改めて実感させられた。
今年、今回は針のガルフマスターと、グローバルニードルタイプのコンパスのスントMC-2まで持って行った。
今年、今回の歩行ルートは、一番距離が長いコースだけでは無くて、一番、磁界の影響を受けやすい歩行ルートだった。
このためか、堅牢な造りの針のガルフマスターは方位計測に対して、
水深計フロッグマンとスントのコンパスMC-2とは全く違う方位計測を繰り返すことが非常に多かった。
意外だったが、北半球でも南半球でも使用可能なスントのコンパスのMC-2の方位計測の精度は脱落防止や
厳重にプラスチックケースに入れていたこともあって、精度の誤差を感じなかったことだ。つまり、水深計フロッグマンとはほぼ誤差無く計測してくれた。
やはり、針の時計は樹海のような磁界の強い場所や位置に行くとなると、どうしても、方位計測に対して深刻な影響が出ると分かった。
ただ、水深計フロッグマンには天候を知らせる気圧計測機能が無いので、気圧と日の出日の入りはガルフマスターで計測と設定した。
また、ガルフマスターには大雨と急冷で急激な天候の変化を、今年の富士樹海縦断・富士樹海横断で身を以って知ったので、気圧の変化を計測できたことは良かった。
さらに、ガルフマスターは日の出日の入り機能があるので、より計画的で安全な樹海の歩行が可能だった。
しかしながら、針のガルフマスターの方位計測は、予想通り、磁界で機能不全に陥ってしまった。
そして、意外にも、スントのコンパスで北半球と南半球で使える高価なコンパスが威力を発揮してくれた。
さすがにデジタル表示で自動水平補正機能の水深計フロッグマンの方位計測には全く不安が無かったことである。

来週には富士登山も終えて、自宅に帰宅するが、時計屋に行って針のガルフマスターの修理の依頼を申し込む。