まず、年差と電波の比較。このことが前提。電波でないクォーツをベース
に電波が出てきている。このことは付加価値が増しているので相対的に、
価格も上がる。価格を考慮しないと話にならない。付加価値が増して有用
であっても、そこまでは腕時計に金出さないという人も多い。例えば、チ
プカシ愛好家などがいい例かもしれん。価値は認めても買わないよという
パターン。
 翻って年差と電波に当てはめてみると、一般的な価格が高い年差に価値
を認めるも買わない人がいるかというと、そういうパターンは少なく、電
波の方がより新しい型式で、自動で時刻補正がなされるということに付加
価値を認めて購入している者が多い。もっとも流通量も電波の方が多いが。
機構としての付加価値で非電波クォーツ<電波クォーツなのは、決定的な違
いである自動の時刻補正があるからで、この相対では、市場での流通量で
価値を判断することは間違い。