電波やGPSは発信側の都合でどんなに気に入ってても、いずれ使用限界が訪れる。
機械式は文化さえ残っていれば、その時計をいつまで使うか自分で決められる。

個人的にはゼンマイ動力でいかに正確に時を刻むかについて途方もない創意工夫と試行錯誤を詰め込んだ機械式に愛着を感じる。
「いかに正確な時刻を知るか」ということに関して「今」は圧倒的に電波GPSが上だろう。
でも20年も経ったら多分全部ゴミになる。
テクノロジーで職人の腕を2段3段とばしで超えてしまえるのが現代。
そんなものが溢れているからこそ、ゼンマイと歯車と石と棒で精緻を極めた機械式腕時計にロマンを感じる。

でもなんとなくテンプの動き眺めてると30分くらい経ってることがあるので、実生活においては実用性を超えた実害があるかも、だ。