僕は道を歩いていて、左腕を見ながらときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は天下のロレックスオーナーなんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
過酷な正規店マラソンを走破してから1週間。
高級腕時計を初めて手にした日のあの喜びがいまだに続いている。

「ロレックスオーナー」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。
ツイッターのランナーの先輩方に恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方はオフ会で僕に語りかけます。
「いいかい?正規店マラソンというのは我々自身が作り上げていく物なのだよ」と。
僕は感動に打ち震えます。
「正規店が何をしてくれるかを問うてはならない。君が正規店に何をなしうるかを問いたまえ」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。

嗚呼なんてすばらしきロレックス。
知名度は世界的。人気、実力すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
「その時計は?」と聞かれれば「ロレックスです」の一言で羨望の眼差し。
合コンのたびに味わう圧倒的なロレブランドの威力。
エアキングを買って本当によかった。