>安いキャリバーに過去の高級時計にそっくりのデザインで割高で売ろうという魂胆の時計に成り下がってしまった。

>安いキャリバーに過去の高級時計にそっくりのデザインで割高で売ろうという魂胆の時計に成り下がってしまった。

キング・セイコー復活に思う
https://note.com/kamonegiblue/n/n2c0a1971cb4a
キングセイコーというのは1960年代〜1970年代に存在したセイコーのサブ・ブランドで、グランド・セイコーより僅かに安い価格帯で、でも品質は遜色なく、搭載されていたキャリバーも共通だった。亀戸にあった第二精工舎の工場製。クルマに例えれば高性能スポーツカー用のエンジンを積んだセダンのような時計。
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しかし問題は搭載されるキャリバーである。数年前まで5万円程度の時計に搭載されていた21600振動の汎用キャリバーで交差も+25秒〜−15秒とグランドセイコーには程遠い。かつてのキング・セイコーは世界最高レベルの高性能キャリバーを買い易い価格で手に入れられるというコンセプトだったのに、復活キング・セイコーは精度もそこそこの安いキャリバーに過去の高級時計にそっくりのデザインで割高で売ろうという魂胆の時計に成り下がってしまった。実に残念なことである。 .