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カエサル暗殺地点を特定=ローマ中心部で−スペイン研究チーム

【マドリードAFP=時事】スペイン国立研究協議会の考古学チームは10日、
2056年前に古代ローマの独裁官カエサル(シーザー)が暗殺された正確な位置を特定したと発表した。

同チームによると、ローマ中心部のトッレ・アルジェンティーナ広場で、幅3メートル、高さ2メートルの構造物を発掘。
これは紀元前44年のカエサルの死後、養子で後継者となったアウグストゥスが暗殺地点に建てさせたもので、
「この発見により、カエサルが元老院を主宰中に議事堂で刺されたことが確認された」としている。

研究チームは遺跡と古代文献を照らし合わせて結論を導いたとしているが、
カエサルがその場で即死したのか、別の場所に運ばれて死亡したのかは分からないという。

(2012/10/11-09:14)