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建築の歴史 建て直し1軒目
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0001世界@名無史さん2011/01/30(日) 15:11:440
建築・土木などの建築物・構造物・構築物についてかたれ.
0002世界@名無史さん2011/01/30(日) 22:26:000
日干し煉瓦による建築はどのぐらいまで続いていたんでしょうか。
0003世界@名無史さん2011/01/31(月) 17:51:120
ロマネスク建築の外見的な特徴を三行でお願いします
0005世界@名無史さん2011/02/05(土) 01:16:450
昔の石造りの建物って、外側だけ石で、2階以上の床は木だったのでしょうか?
0007世界@名無史さん2011/02/13(日) 02:12:200
世界最古の木造建築とかって、木は部分的に腐ったりしないの。
0008世界@名無史さん2011/02/13(日) 03:45:250
河原とか土壁とか修繕のたびに変えているので、意外と建築当時のが残っていない。
0009世界@名無史さん2011/02/14(月) 23:43:310
日干し煉瓦って、耐水性が悪い気がするけど、大雨が降ると壊れないのかと。
0012世界@名無史さん2011/02/21(月) 22:49:25.910
焼けば耐水性が上がるんだよって発見した人は偉い?
0013世界@名無史さん2011/02/26(土) 03:35:53.560
ニュージーランドを見ると、煉瓦造りは地震に弱いな。
やっぱり地震の多い日本だと近代以前は木造一択なのかね。
0014世界@名無史さん2011/03/05(土) 18:55:12.050
コンクリート造に、鉄筋コンクリートが生まれたように、
レンガ造にも、強化対策は登場しなかったのだろうか
0015世界@名無史さん2011/03/08(火) 23:38:14.530
レンガ造は、デザイン的にも近代ぽさがいい感じで味があるよね。
0016世界@名無史さん2011/03/14(月) 17:00:47.310
日干しレンガで作った建物なんて、所詮は地震がない地域の代物だ。
0018世界@名無史さん2011/03/18(金) 00:09:48.890
>>16
そーいやイランで日干しレンガの都市が地震で激しく壊れたことがあったねー

>>17
外装とか仕切りがレンガならともかく構造が組積造となるとシカゴのモナドノックビル
あたりが高いほうかな。鉄の補強は入ってるようだけど。
http://en.wikipedia.org/wiki/Monadnock_Building
0020世界@名無史さん2011/03/25(金) 20:22:23.280
地震に強いのは藁葺きの小屋、倒壊しても圧死しない
0022世界@名無史さん2011/03/28(月) 20:05:49.300
>>18
イランのバム遺跡だったかな。
地震で台無しになってしまったね。
かつて映画『タタール人の砂漠』のロケ地にもなった壮大な遺跡があった所だったのに。
0023世界@名無史さん2011/03/28(月) 20:21:46.800
原発は飛行機が追突しても壊れないという話だったけど、
水素爆発で上部が吹飛んでるから、実際のところ無理だろね。
0024世界@名無史さん2011/03/30(水) 22:40:32.110
サンクト・ペテルブルクの歴史的建造物ではレンガ造が結構存在するという。
漆喰を上から塗っているのでレンガ造とは一見見えないので、そんな印象は
ないけど。
0025世界@名無史さん2011/04/01(金) 03:22:35.210
>>23
追突って……。
今日日の原発は空でも飛んでるんかいな。
0026世界@名無史さん2011/04/01(金) 20:15:23.010
格納容器はさておき、使用済み燃料プールの覆いは飛行機突入事故で
破れるかもですね
0027世界@名無史さん2011/04/14(木) 19:32:23.950
レンガ造とか鉄筋コンクリート以外の超高層ビル・高層ビルって
あるのか?
0028世界@名無史さん2011/04/14(木) 23:44:08.470
鉄骨が一番普通やね
木造で多層となると天守閣で50〜60mのはあったようですが。
0030世界@名無史さん2011/04/25(月) 22:06:21.420
中国の屋根は、何で反り返ってるんだろ?
日本でもお寺とかは反り返ってるし。
0031世界@名無史さん2011/05/03(火) 18:27:28.070
>>30
元来、瓦屋根は想像を絶する重量が掛かっているんだよ。
それは華奢な木構造体である建物本体を屋根の重さで安定させるためなんだが、
本体が木材なので経年変化で段々と木材が重量でたわんで、軒が垂れ下がってしまうことがある。
なので寺院など容易くメンテが利かない建築物の屋根は軒に反り返しを与えて重量下降を軽減しようとしたんだよ。

ちなみに瓦屋根以外の檜皮葺きや茅葺きや銅板葺きの屋根は重量が少ないので反りを付ける必要が無い。
出雲大社(檜皮葺き)、箱木千年家(茅葺き)、名古屋城天守(銅板葺き)など。
0032世界@名無史さん2011/05/04(水) 20:13:46.870
確かに、本瓦は重いからな。
金属瓦って普及しなかったのか。
0033MILU2011/05/04(水) 22:17:34.810
金属瓦(銅板葺き)は膨大な手間とお金が掛かるし、瓦のように再利用が難しいから
建て替えを基本としている日本家屋に採用できたのはごく一部の城郭と寺社仏閣のみ。
0034--2011/06/28(火) 01:22:46.170
セルカン(東大)+ 川崎和男(阪大)は、タイムマシン、トポロジー空間論による多次元空間を共同研究しています。

>>> 【建築】科学未来館と東大、地震で落下しても安全な「膜天井」を公開…被災地の住宅や公共施設の再建に応用も

建築、宇宙エレベーター(東大)なら、セルカン。

原子力、トポロジー、医学デザイン(阪大)なら、川崎和男。

川崎和男 ... 2010年には、悪質かつ広範な学歴詐称・論文盗用・科研費(350万円)不正、などが発覚し、東京大学133年の歴史で初めての博士号取り消しとなったアニリール・セルカン(東京大学から解雇された)の詐称・盗用を断固として擁護したことが注目された。
0035世界@名無史さん2011/07/28(木) 00:09:26.820
中国で生まれた瓦が欧州で使われるようになるのはいつ?
0036世界@名無史さん2011/07/28(木) 00:28:16.330
はて。パルテノン神殿(B.C.438)では大理石の石瓦が使われたそうだけど
0038世界@名無史さん2011/07/28(木) 08:35:45.240
板状節理の岩石を瓦として使うのはその産地ならどこでもあること
0040世界@名無史さん2011/07/31(日) 15:45:30.66i
サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館ってなんであんな柱だらけの外観なんですか?
0041世界@名無史さん2011/09/02(金) 04:57:50.280
ゴシック建築が好きすぎて生きるのが辛い
0042世界@名無史さん2011/10/03(月) 20:18:35.600
アメリカの一戸建て住宅って、映画だと、玄関の扉が凄い華奢な気がする。
鍵が二重になっていたり、金属製でもなくて、何でこんなに不用心なんだろうか?
映画のセットだから特別なのだろうか?
0043世界@名無史さん2011/10/04(火) 23:22:43.240
ソルトボックスハウスって、ソルトボックスと形が似ていない気がするんだけど。
0044世界@名無史さん2011/10/06(木) 20:27:44.370
時間ごとにメッカに向かってお祈りをするイスラム。
イスラム圏の建物にはもっと時計あっていい気がするが、
そもそも時計がついている建物自体ぴんとこない。
0045世界@名無史さん2011/10/17(月) 01:59:18.500
玄関の扉に、大きな窓ガラスがついていたり、強度がなさそう。
危険なときは、とっとと逃げるのがセオリーなのかも。
0046世界@名無史さん2011/10/24(月) 23:58:34.350
パニック・ルームは一般的じゃないだろうしね。
0047世界@名無史さん2011/10/26(水) 23:05:56.250
銃社会のアメリカでも、一般人はいつも護身用の銃を持っていないし、
家の寝室においてある程度だから、防犯の概念はないんだろうね。
0048世界@名無史さん2011/10/30(日) 02:42:26.900
>>40
ギリシャ・ローマ建築の影響じゃね?
列柱カッコイイなセンスは引き継がれているようだ
ハトシェプスト女王葬祭殿とかトルテカの遺跡とか列柱建てるのは
他にもあるけど
0049世界@名無史さん2011/11/02(水) 00:27:48.390
ロシア・バロック建築が、それ以前の木造建築の柱を軸とした構造の影響で、
バロックでも柱が多いのでは。
ギリシャ・ローマ建築の影響(新古典の影響)が出てくるより前の時代の
建造物だから。
0050世界@名無史さん2011/11/17(木) 19:40:49.210
欧米に比べて日本の家の平均寿命はなぜ短い?
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/644678/
多くの人にとって生涯で最も高い買い物は家だろう。
だからこそできるだけ長く住み続けたいところだが、日本の住宅は欧米諸国に比べてかなり寿命が短いことをご存じだろうか?
平成8年に国土交通省が試算したデータによれば、日本の住宅が平均築26年で建て替えられるのに対し、アメリカは築44年、イギリスは築75年。
日本の住宅はなぜこんなに寿命が短いのだろうか?
0051世界@名無史さん2011/11/17(木) 20:24:11.310
素朴な疑問。
中世ヨーロッパの古城や宮殿などで、2階以上の床はどういう構造になっていたのだろうか?
2階以上のフロアが石の床だったとは、当時の技術では無理なように感じるのだが。

TV番組などで、外壁だけ残っていて屋根も天井も落ちている古城や修道院の跡を見かけるが、
あれは床や天井が木造だったから、火災や経年劣化に耐えられなかったということ?
お城や宮殿などでは、2階以上の床は木造と考えていいのかな?
0052世界@名無史さん2011/11/18(金) 00:39:44.850
石造もあれば、木造もあるだろう。
石造は、アーチで支えることになる。アーチ式の石橋と同じ原理。
0053世界@名無史さん2011/11/19(土) 03:22:08.260
>>51
アーチと言っても、湾曲してない平アーチもあるし、
一見するとアーチ状になってなくても大概がアーチで床を支えている。
だが、アーチはど真ん中の要石(キーストーン)を抜くと簡単にバラバラに崩壊する。
従って、上部の屋根構造が落下すると要石に衝撃が加わって、アーチ床が抜けることがしばしばあった。
なので、壁面だけ残して床が抜けてしまうことがしばしば起こった。
ドイツのドレスデン空襲では空爆で石屋根が落ちて、その衝撃で床の要石が壊され落下した。
そして多くの建物が壁面だけ残して焼け残った。

一方、石造アーチ橋は上部に重量のある屋根などないので、中世以来多くが残存している。
0055世界@名無史さん2011/11/21(月) 20:23:18.910
石工ギルドは、存在したけど、木工ギルドはないよな
0056世界@名無史さん2011/11/22(火) 00:44:16.960
scarf jointで画像検索すると金輪継や台持ち継と似たようなのが検索される
洋の東西を問わず最高強度を求めた結果だろうか
0057世界@名無史さん2011/12/06(火) 22:32:33.800
世界でもっとも危険な建物トップ10 中国と日本からもランクイン
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0616&f=national_0616_009.shtml
1.ピサの斜塔
2.「キャピタル・ゲート」タワー
3.プエルタ・デ・エウロパ(ヨーロッパの門)
4.懸空寺
5.オランダ・アムステルダムの「オクラホマ」
6.ギリシア・メテオラの修道院群
7.ロシア・アルハンゲリスクの13階タワー
8.ドイツ・ズールフーゼンの教会
9.日本の高過庵http://rempei.web.infoseek.co.jp/photo/kiji/033takasugian.htm
10.ドイツのリヒテンシュタイン城
0058世界@名無史さん2011/12/12(月) 17:33:08.290
韓国で建設予定のビル、9・11を連想させると米国で怒りの声
http://topics.jp.msn.com/wadai/searchina/article.aspx?articleid=790429
このほど、韓国に建設予定のツインタワーの外見がテロ攻撃を受けた際の世界貿易センタービルと酷似しているとして、米国人の不満を引き起こしている。
0060世界@名無史さん2011/12/12(月) 17:51:28.310
>>50
日本人は新築信仰が極端だからww
木造平屋建てでもその気になれば100年200年もたせることはできる
ただ、すぐに古いと言って世代が変われば新築にする
コンクリの建物でも昭和30年代に立てられた奴はなんだかんだと
理屈をつけてはぶっ壊して新築にしているだろう
0061世界@名無史さん2011/12/12(月) 19:44:35.610
でも、数年前話題になった姉葉問題みたいに手抜きのコンクリ建築も多いからなあ。
0062世界@名無史さん2011/12/12(月) 19:50:47.410
昭和30年代の建てられた家なんて次の地震(関東的表現)で絶対に崩れるから嫌だ。
0064世界@名無史さん2011/12/13(火) 01:10:07.650
>>50
日本人は古いものを大切にする。といわれるが、
自分の家が古くて喜んでいる人がいないからでしょ。
0065世界@名無史さん2011/12/13(火) 07:31:57.380
この100年の間に日本人の生活が激変し、今もなお進行中なので
その生活の舞台となる家屋を作り替える必要があるのだ。
俺が住んでる家は戦後まもなく建てたそうで、当時はまあまあだったらしいけど
今となっては狭いし収納不足だし暗いし、などほかにも不便がたくさん。
0066世界@名無史さん2011/12/14(水) 00:16:31.320
中国の一般家庭の家も激変しているだろうね。きっと。
0067世界@名無史さん2011/12/14(水) 01:50:52.440
伝統家屋から団地やらマンションやらになると変化は大きい
たとえ伝統を取り入れようとしてもかなり違うものになる
むしろ伝統から離れた最新式として人気が出ることも多い
中国の郊外をgoogle earthで見ると東西に長い平行配列の団地が
多いけど日本と同じく南面志向が強いのかな
溥儀も宮殿は南向きを希望したらしいし
0068世界@名無史さん2011/12/14(水) 01:55:47.510
そもそも日本の伝統的建築って仏間が主役。住む人より、親戚一同集まる場所の方が大事。
0069世界@名無史さん2011/12/15(木) 01:08:46.200
瓦屋根は、百済からの伝来の建築方式なのに、日本の伝統建築=瓦屋根になっているのは
どうなんだろう。
0070世界@名無史さん2011/12/15(木) 21:33:39.130
瓦屋根は、中国からの伝来の建築方式なのに、百済の伝統建築=瓦屋根になっているのは
どうなんだろう。
0071世界@名無史さん2011/12/15(木) 21:52:40.100
日本の伝統建築は、竪穴式住居じゃない。江戸時代ぐらいまでつづいていたし。
TVの時代劇のイメージからは想像もつかないが。
0072世界@名無史さん2011/12/15(木) 21:54:07.490
朝鮮じゃ日本が統治するまで続いていたがな
韓ドラでは想像もつかないだろうが
0073世界@名無史さん2011/12/18(日) 21:01:07.650
>>70
中国の様式から、百済独自の様式に変化して、それが伝わっていれば、百済様式、
中国の様式のままコピーなら中国様式。
でも、中国にも朝鮮にも当時の建築物は残っていないだろうから、実際のところは不明。
0074世界@名無史さん2011/12/18(日) 21:15:02.230
つまり日本様式とよんでもさしつかえないので
69は完全に間違いということですね分かります
0075世界@名無史さん2011/12/21(水) 00:46:24.700
残っていないから、日本様式と思い込んじゃうんだよね。
残っていたら、百済様式とか読んでいたんだろうね。

そもそも日本の伝統建築は、たぶん100%国産の出雲造りとかじゃないの。
0076世界@名無史さん2011/12/21(水) 20:06:44.420
検証不能の百済様式とやらに拘るのは最早宗教心と言っても良いんだろうね
0077世界@名無史さん2011/12/23(金) 16:34:54.860
新校舎が使用17日で倒壊の危険性、当局は「自然災害による」と主張
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57208&type=30
20日、四川省巴中市平昌県で新たに建設された学校の校舎が、わずか17日で壁に大きな亀裂が生じ、倒壊の危険性が出ている。
0079世界@名無史さん2011/12/24(土) 18:47:16.060
>>30
東南アジアとか、反り返りの大きさを競っているようなところもあるし、次第に本来の意味から
はずれていくんだろうか?
0080世界@名無史さん2011/12/26(月) 02:58:22.800
>>50
拡張性がない・汎用性がない・そのときのブームに合わせた設計だから。
今なら、断熱窓とかw。できたときがベストの家。あとは劣化する一方。
0082世界@名無史さん2011/12/26(月) 21:23:03.360
>>75
伽藍配置や技法から百済様式。
その後、遣隋使・遣唐使の影響で、中国様式の影響が強くなる。
平安時代、ようやく日本独自の形態になりつつあるが、
ルネサンス様式やゴシック様式の差ほどなくマイナーチェンジレベル。
その後も劇的変化は起こらず(海外からの情報もないし)。
明治に至るまで変化なし。
0083世界@名無史さん2011/12/26(月) 21:31:42.740
飛鳥・奈良時代は、朝鮮半島や中国から建築技術を取り入れた時期である。
法興寺、元興寺とも)や593年聖徳太子創建とされる摂津国の四天王寺(大阪府大阪市天王寺区。天王寺)が、日本最古の伽藍とされる(いずれも当初の建物は現存しない)。
現存するものとしては法隆寺の西院伽藍、法起寺三重塔(ともに奈良県生駒郡斑鳩町)が最古のものである。
法隆寺西院伽藍は、かつては聖徳太子の時代の建築と信じられていたが、近代における研究の進展の結果、670年の火災以後、7世紀末から8世紀初めの再建と考えられている。
遣隋使・遣唐使の時代になると、中国の建築様式の影響が強くなった。
平安時代、国風文化の時代になると建築様式も日本化し、柱を細く、天井を低めにした穏やかな空間が好まれるようになった。
平安時代以降には日本独自の形態として発展し、この建築様式を和様と呼ぶ。
0084世界@名無史さん2011/12/26(月) 21:52:43.720
朝鮮半島では,楽浪郡時代にすでに瓦が用いられているが,当然のことながら,文様は漢の文様そのままである。
楽浪の故地に国を興した高句麗は,その影響を受けながらも,北魏の系統を引く蓮華文を主体とした軒丸瓦を用いている。
漢山城地域からは,いわゆる高句麗系といわれる軒丸瓦が発見されているが,これが漢山城に伴うものであるのかどうかは明瞭でない。
一般的に百済瓦当と呼ばれる単弁蓮華文軒丸瓦は,南梁から本格的に技術を学んで作ったものである。
熊津城時代の百済瓦当の存在に対しては,必ずしも確実視されてはいないが,公州地域での近年における調査が進むにつれて,百済瓦当の淵源がしだいに明らかにされつつある。
また,武寧王陵出土の墓誌石はもとより,文字柿〈嘯噬士壬辰年作〉は,陵の築造年代の手がかりともなり,百済瓦当の初源を推察できるものである。
梁との交流が武寧王代(501‐523)から行われているところからしても,聖明王(在位523‐554)以前からすでに瓦が用いられていたと考える余地はあろう。
ただ,次の国都扶余の地と比べると,出土瓦の量は少量であって,蓮華文壁柿が存在したから百済瓦当も存在したと断定するには,いまだ資料不足の感は否めない。
泗耕城時代の蓮華文は,これこそ日本で百済瓦当と呼びならわしている姿を示している。
新羅初期の瓦は百済の影響を受けたものであるが,三国統一以後の軒丸瓦は蓮華文を基調としながらも,鳥や動物などを飾った華麗な文様をもつ新羅独特のものである。
高麗初期のものは新羅の系統を引くものであるが,しだいに簡単な文様に変わる。
軒平瓦には下端が舌状に垂れるものが見られるが,これは中国の〈滴水〉の影響を受けたものである。

瓦といえば,今日では一般に桟瓦を連想するが,古くは丸瓦と平瓦を組み合わせて葺き上げていく方法,すなわち本瓦葺きが基本的な葺き方であった。
日本では瓦作りが始まった当初から,丸瓦は重なりを考慮して一方を狭く作る行基葺き式のものと,重なりの部分に玉縁のつくものとが混在していた。
そして永い歴史を経た末,江戸時代にいたって丸瓦と平瓦を組み合わせて1枚とした形の桟瓦が考案された。これは屋根の重量を軽くする一大発明であった。
0085世界@名無史さん2011/12/26(月) 22:00:33.700
普通の日本人は、すべて、日本古来の建築だと思っているから、問題ないでしょ。
0086世界@名無史さん2011/12/26(月) 22:03:25.560
7世紀前半の軒瓦で注目しなければならないのは,軒平瓦が一部で作られていることである。
もともと,瓦当が製作されても,平瓦の先端を文様で飾ることは行われなかった。
中国や朝鮮半島で平瓦の凸面先端にわずかに波形の圧痕を加えたものが見られ,これが軒先に用いられた平瓦であるかもしれないが,とくに文様を加えるということはなかった。
こうした幾何学的文様をもつものに対して,奈良県生駒郡法隆寺若草伽藍と同県高市郡坂田寺跡で用いられた忍冬文軒平瓦は,そうした意味では最古のものと言える。
それらは,平瓦の先端部を厚く作り焼成以前に忍冬文を手彫りしたものである。
若草伽藍では7葉,坂田寺は3葉のパルメットであるが,両者とも中国の南朝から初唐ころの墓室壁柿の忍冬文に酷似している。
若草伽藍では,造営当初から軒丸瓦と組み合わせて軒平瓦が用いられていたことが確認されているので,坂田寺とともに7世紀のごく早いころに,すでに軒平瓦が作られていたことが知られる。
ただ,この両寺以外にこのような軒平瓦の例は知られず,本格的に軒平瓦が作られるようになるには,まだ時間を必要とした。
7世紀半ばには,蓮弁に子葉をおき,外区に複数の圏線をめぐらす軒丸瓦が生み出される。
そうしたものの中で古式の文様構成を示すことと,縁起が明らかな点から山田寺のものが標式とされる。
このときから軒平瓦が軒丸瓦の対として一般的に用いられるようになり,全国にしだいに広まっていく。それは重弧文軒平瓦である。
7世紀後半にはさらに,瓦当文様に大きな変化が起こる。複弁蓮華文の採用である。
8世紀代になると,軒瓦は前代よりひとまわり小さくなり,軒丸瓦は複弁蓮華文,軒平瓦は均整唐草文が瓦当文様の主流を占める。
8世紀後半の国分寺造営とともに多くの地方寺院が営まれ,造瓦も各地で盛んに行われる。
平安時代前半までの瓦当文様は,おおむね奈良時代と同様な傾向にあったが,11世紀にいたると,急激に様相を異にする文様構成をもつようになる。
0087世界@名無史さん2011/12/27(火) 22:01:15.000
>>86
「400年かけて瓦の文様が少し変わりました」まで読んだ。
何で革新的な建築様式の変化がないんだろう。
0089世界@名無史さん2011/12/30(金) 23:43:33.120
>>88
あなたも相当なものですよ。
2ちゃん用語の使用は仕方がないとして、
せめてどのスレに対する意見かくらい明確にしましょう。
0090世界@名無史さん2011/12/31(土) 00:31:23.670
建築様式の話がしたいならレスアンカーは83だし瓦の話がしたいなら無知は黙っていろってとこかな
何を間違えているのか説明してやったのだから御礼は三行以上を希望する>89
0091世界@名無史さん2011/12/31(土) 00:41:36.150
>>87
マグロとイルカが似たような形をするようなものだろうな
昔だと、今みたいに重機があるわけでもないし、トラックがあるわけじゃない
人力で、そのあたりにある材料で家を作るしかないから
似たような発想になってくる
0092世界@名無史さん2011/12/31(土) 07:26:50.890
3月の地震で崩れた家々の屋根を見てみると土留め瓦が意外に多いなぁと思った。
30年前に我が家を建てたとき軽めの瓦を使って銅線で留めることを薦められ
言われるままにそうしたことがある。
0093世界@名無史さん2012/01/23(月) 02:20:56.680
イスラム建築も大して変化していないような気がする。
0094オツガイ ◆EAbyJft1LY 2012/01/23(月) 06:50:30.140
>>93
そうかな?初期のウマイヤド・モスクとミマール・スィナンの頃などを比べると、
だいぶ変化してるような気がするけど。地域ごとにも結構違うし。
0095世界@名無史さん2012/01/23(月) 22:03:06.940
ウマイヤド・モスクは、何様式で、ミマール・スィナンは、何様式なの?
0096オツガイ ◆EAbyJft1LY 2012/01/23(月) 23:01:34.220
>>95
ウマイヤド・モスクは元が教会だっただけあって、かなりビザンツ建築の影響が強い。
ミマール・スィナンもビザンツ建築をかなり参考にしてるけど、
それを独自に論理立ててオスマン独特の建築というものを生み出した。
どっちもビザンツ建築の影響が強いけどこういう違いはある。
ましてや、中央アジアやペルシャやイベリア半島などでは全然違う感じになるよ。
0097世界@名無史さん2012/01/23(月) 23:37:39.570
そういや日本にあるモスクで一番きちんとしたのは東京ジャーミィだけど、オツガイ見学してみた?
元々は革命で逃げてきたヴォルガ・タタール達による創立だけど、今のはトルコ政府が建てたもんで、
オスマン様式のモスクとなってるね。
0098オツガイ ◆EAbyJft1LY 2012/01/23(月) 23:52:25.540
>>97
前に行く予定があったんだけど急に行けなくなってしまい、
それから未だに行ってないんだよなぁ。
機会があれば行こうと思ってるんだけどしばらくは忙しいから、
せめて春休みになってからかな。
オスマン様式らしくてなかなか面白そうなんだけど。
0099世界@名無史さん2012/01/24(火) 00:12:07.860
>>98
そうか、それは残念だったね。
あそこは井筒俊彦や大川周明とも縁が深いとこだし、
日本におけるイスラームの原点みたいなもんだから、ぜひ行ってみるといいよ。
0100世界@名無史さん2012/01/24(火) 19:20:48.850
>>97
>日本にあるモスクで一番きちんとしたのは東京ジャーミィ

そうだったのか。
電車の窓から毎日見てたけど、なんか妙に新しいからあんまり興味無かった。
屋内に入ると何か面白いものある?
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