どうやら、米国の福音主義/原理主義キリスト教というものは、選民思想を抱く
ユダヤ人を選民思想を抱く白人に、カナンを北米に、それぞれ置き換えたところの、
ネオ・ユダヤ教だと思えばよさそうですね。

モルモン教は、米国で生まれたキリスト教系の新宗教ですが、ユダヤ教の一環と
目されるような教義を持っているところ、
https://en.wikipedia.org/wiki/Mormonism
福音主義/原理主義キリスト教も実質的には、ネオ・ユダヤ教と目されるべき、
ユダヤ教に極めてよく似たところの、米国教なのであろう、という気がしてきました。
つまり、米国大衆の宗派とも言うべき米国の福音主義/原理主義キリスト教は、
実はキリスト教ではないのではないか、ということです。

これに対して、(カトリックはもとよりですが、)メインライン・プロテスタントは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88
米国選良の宗派とも言うべきであって、こちらの方は列記としたキリスト教であって、
その信徒が世俗化したのがリベラル・キリスト教徒である、という整理ができそうです。

ともあれ、ユダヤ教徒が作ったイスラエルに建前上はユダヤ教徒である世俗主義者が
居るように、米国教徒が米国のキリスト教徒の過半を占める米国にも、トランプのような
建前上は米国教徒だが、その実、世俗主義者である者も居る、ということなのでしょう。