0448世界@名無史さん
2018/02/10(土) 18:58:27.480http://world-news.beauty-box.tokyo/entry/2015/05/08/123000
そのルーツは古代エジプトにある。
古代エジプトでは来たるべき復活の日(来世の始まり)に備え、
魂の宿り所となる現世の肉体を、そのまま保存しておくという宗教観が、ミイラ作りの文化を育んだ。
その思想はその後の宗教にも多大な影響を与えるのだが、
これはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教といった所謂、「啓典の民」と呼ばれる、これらの宗教にとっても例外ではない。
教義によれば人間は死後、何れ訪れる最後の審判を経て復活する。
天国と地獄、永遠に続く来世をどちらの場所で過ごすかについては、現世での行ないにより、定められるとある。
天国に行った者は永遠の幸せを、地獄に行ったものは永遠の苦痛を味わい続ける訳だが、
そこで復活の大前提となるのが、この世ので使っていた肉体、つまり遺体が残っているか否かということなのだ。
遺体の消失は最後の審判を受ける権利の消失であり、即ちそれは来世での復活を完全否定するものとなる。
(遺体の消失とは、火葬された遺体を指すもので、土葬された遺体については、遺体の消失は認められないと判断される。)
これがイスラムで火葬が御法度とされる所以である。