>>64
木簡の場合、書籍や葉書でなくてもただの「札」として使用出来ます。
今でもある、業務用の用途が書けるキーホルダーから荷札まで。
雨や衝撃による紙の破損を考えれば、長期に渉り使用されたのもむべなるかな。
時代が下ると、木簡の様式を失ったただの札とするべきでしょうが、荷物に付
ける木札であれば明治まで使用されています。

なお、筆記材料としての紙への移行は書籍が最も早く、様式が定められていたり
膨大な量を統一させないといけなかった公文書が遅れたようです。
それだけ当時の中国の公文書とシステムが巨大であったということですが、今で
もデジタル化が早かったのはただ読む書籍で、発信者と受信者がいるような文書
になると、そう簡単に移行出来ずにいるように見えます。

>書体
公文書で、こちらは一行で篆書、こちらは二行で隷書といった具合です。