ジャンヌ・ダルクがヒーローでもましてや奇跡の体現者でもなんでもない。

フランス王国までの18世紀までの3世紀の歴史で否定されたのが、民主化過程で「国家的英雄に“改ざん”」されたにすぎない。

@オレルアンまでの軍事的成功自体が大したもんでも奇跡でもない。元々同時期のフランスにいたイギリス軍は小規模の憲兵、守備隊に過ぎぬ相手であり
小規模の攻勢で簡単に撃退できる小規模の集団なため、ここに奇跡の介在性などどこにもない
よくある進駐警備隊が農民反乱(ジャンヌ)に撃退されたというよくある普通のはなしである

Aイギリス側が予想外の農民反乱同然の奇襲に近い予想外の交戦で戦力は守備隊で大規模戦争準備をしてない

Bそもそも100年戦争の数税が明らかで、元々イギリスが両君主につくのは両国の疲弊上の必然で、実質フランス王侯は受け入れた
だから反発は起き得ぬものであり、むしろフランスからしてもイギリス撃退はなんの価値もないものだ

これが予想外の農民反乱英雄ジャンヌがチャチャ入れて、これはあきらかに英仏両国王侯の地位を揺るがしつつ
どこの馬ともしれないジル・ド・レだろうがなんだろうかが、適当な摂政になりかねない
なぜならジャンヌは女だから

ジャンヌが犬死、ないし捨て兵、勝ててばラッキーでのうち与えておしまいのはずだった
ところが戦争の疲弊からか農民はジャンヌを崇めて貴族的地位、王侯の地位、協会権威、両国平和すら揺るがしかねなかった
ジャンヌは権威への反乱者なのだ。

だから粛清同然にイギリス王侯、フランス王侯、教会が魔女の烙印を与え闇にほうむった
そして所詮農民反乱者が小功績を得た程度で王位を揺るがしかねない権威を得たなら打つのはある程度やむなしか...

これが男だったなら地位を与えて臣従させてた。身分じゃなく、女だからまずかった。滅ぼした