>だが、槍の無力さは、スペイン軍にとって好ましくない結果に終わった戦いにおいて、最も目立った形に示されることとなった。ラヴェンナの戦い(1512)では、ガストン・ド・フォワは、
壕からドン・ラモン・デ・カルドナを駆逐することに成功し、強力な追撃によって勝利の戦果を確保しようとしていた。
秩序を保ちながら後退していったスペイン軍歩兵を捕捉するため、ガストンは、フランス軍に傭兵部隊として参加していたヤーコプ・エンプザーの槍兵部隊を、前方へと送り出した。
こうして後退中の部隊に襲いかかった軍勢は、その移動を足止めしようとした。ここでスペイン軍は、直ちに向きを変え、激しくドイツ人に襲いかかり、「槍へと突進するとともに、
大地に身を投げ、槍の穂先の下へと滑り込み、槍兵の脚の間を突っ走った。」この様にして、彼らは敵に密着することに成功し、
「剣を大いに活用したが、もしフランス騎兵が救出にやってくるという幸運がなければ、敵勢は一人も生き残らなかっただろう。」
16世紀の最初の四半世紀において、剣と丸盾のほうが槍よりも戦場の支配者にふさわしいと証明した幾多の戦いがあったが、これこそ、その典型であった。

等と有るから
刀でのスイス槍兵やランツクネヒトへの斬り込みは可成り有効の可能性は有るのかだが
円盾兵ロデテロの様に盾が無いと出来ない可能性は有るのかだが
とは言え円盾兵はテルシオでは消え
両手剣ツヴァイハンダーを使用する兵が
パイク兵に斬り込む為に出て来た訳だろうが
此れは3/4鎧を装備していると言う意見も有るが
絵を見るとハーフアーマー程度或いは装甲が無い者も多いだろうから
騎馬武者の大太刀或いは刀での切り込みが
スイス傭兵に有効な可能性も有るのかだが