欧州のキリスト教難民、イスラム教難民による迫害に直面 ドイツでは700人以上が被害に|クリスチャントゥデイ
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2016年12月10日16時28分

 欧州各地の難民キャンプに避難しているキリスト教徒らが、
 イスラム教から改宗したキリスト教徒を狙ったイスラム教徒による迫害に対し、非難の声を上げている。

 ハンガリーの首都ブダペストに本部を置く「ボス・ニュース・ライフ」
 が掲載したキリスト教徒の難民らの証言によると、欧州各地の難民キャンプに避難しているキリスト教徒らは、
 彼らが受けている被害について非難の声を上げている。
 あるキリスト教徒のグループは書簡の中で、「私たちはイランから避難してきました。
 キリスト教徒であるという理由で訴えられ、拷問や投獄、死刑の脅威に度々さらされてきたからです」と述べている。

 「私たちが現在収容されているこの場所でも、以前と同じような脅威に直面しています。
 今はアフガニスタン人のイスラム教徒の手によって、命の危険にさらされています」と、キリスト教徒の難民らは訴えている。

 「アフガニスタン人の(イスラム教徒の)難民たちは・・・
 私たちをイランから来た『イスラム背教者』とか『異端者』などと呼んでいます。
 彼らは、イスラム教信仰を捨てた私たちが血の目を見るのは当然であり、必要であるとすら考えているのです」

 クルド人の教会指導者らも、脅威にさらされている。
 イラクのクルド人自治区出身のある牧師は、滞在中の難民キャンプを離れない限り、命の危険があることを表明している。
 この牧師は、イスラム教徒や地元警察に脅迫されていたため、クルド人自治区を去ったという。

 「モスクの中でイマム(イスラム教の指導者)たちが、私や父、弟について話しているのを聞きました。
 キリスト教徒になった私たちについて、彼らは講壇の上でマイクに向かってこう言いました。
 『やつらはカーフィル(不信心者)だから、死ななければならない』。
 イスラム教徒である父は、屈辱の思いに満ちていました」と、この牧師は述べた。

 「モスクにいた人たちは、私たちが悪者だと聞かされていました。
 『キリスト教徒はカーフィルだ』と。キリスト教徒は、イスラエルや米国の奴隷なのだと」