0041世界@名無史さん
2016/12/16(金) 04:41:44.710https://t.co/bODsrX0EUr
エマヌエル・ヨウクハナ神父は、イラク北部の都市・モスルでは3年連続でクリスマスに教会の鐘が鳴らないことを残念に思っているという。
世界教会協議会(WCC)が13日、公式サイトで伝えた。
同神父は、2014年6月ごろ、イラクで2番目に大きい都市の周辺にいたヤジディ教徒やキリスト教徒のような宗教的少数者たちが、過激派組織
「イスラム国」(IS)、アラビア語でいう「ダーイッシュ」によるおぞましい猛攻撃に直面し始めたことを詳しく語る。
モスルはかつてイラクのキリスト教の主な中心地の1つであったが、
それは再びキリスト教徒に対する大量虐殺の中心地になってしまったと、同神父は語った。
「10月以来、今月が解放の2カ月目です」とヨウクハナ神父は語ったが、
ISが軍事的に負けた後に何が起きるのか、まだ多くの心配があるという。
「うれしいことに、何千人ものキリスト教徒があの過激派たちから逃れることを余儀なくされた私たちの故郷の地が取り戻されつつあるのですが、
その一方で、将来に何が起きるのかが心配です」とヨウクハナ神父は12日にジュネーブにある国連で語った。
アッシリア人キリスト教徒の指導者でCAPNI(北部イラク・キリスト教援助プログラム)の最高責任者であるヨウクハナ神父は、
12日の記者会見と、WCCや、ACTアライアンスの加盟団体であるノルウェー教会援助(NCA)が発表した報告書に関するセミナーで発言した。
11月28日にオスロで初めて発表されたこの報告書は、「シリアとイラクの少数者たちを保護する必要性」と題したもの。
それはノルウェー外務省の資金援助を受けた。
「私たちはいつの日か故郷の町や村に帰ることができるようになると確信していました。
私たちはこの希望のうちに生きているのです」とヨウクハナ神父は語った。