年間の戦乱で華北は完全に荒廃してしまいました。
安史の乱の兵士たちには遊牧民出身の者も多かったようで、農民に対する理解や配慮はない。
農地は滅茶苦茶になる。農民は畑を棄てて逃げ散る。食糧生産も満足におこなわれない。
腹がへっては戦ができません。

安禄山の反乱軍には石臼部隊というのがあった。直径数メートルもあるようなでっかい石臼を運ぶ部隊です
。反乱軍とウイグル軍が合戦するでしょ。
どちらが勝っても負けても戦闘後の戦場には死体がたくさん転がっている。
そこに石臼部隊がゴロゴロと巨大石臼を運んで登場します。
生き残った兵士たちは敵のも味方のも死体を運んできて、どんどん石臼に放り込んでゴーリゴーリ臼をひく。
死体がミンチになってじわじわでてくる。
これを団子にして食べた。気持ち悪くて御免なさい。

もう、何のために戦争しているのかわからない。
人肉という食糧を確保するために反乱をつづけているような状態になっているのです。