歴史絵画を鑑賞する [無断転載禁止]©2ch.net
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歴史絵画を貼って、感想や解説や知りたい事などを書いてみるスレです。 『デラウェア川を渡るワシントン』
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Washington_Crossing_the_Delaware_by_Emanuel_Leutze,_MMA-NYC,_1851.jpg
アメリカ独立戦争初期、負け続けのワシントンが今度こそはと
巻き返しを図り、デラウェア川を渡って敵陣に夜襲をかける図。
歴史上の戦いを建国の伝説てして称揚する有名な絵画であるが、
星条旗は当時まだないよとか、どうみても定員オーバーだろとか、
こんな小さいボートの上でカッコつけて立ち上がったら
ひっくり返るじゃねえかアホとかいうツッコミも多々存在する。 スイス出身の画家にリオタール(Jean-Étienne Liotard 1702-1789)
って人がいるけど、その自画像が描かれた年代を見て目を疑ったわ。
フランス革命よりも前に描かれた絵だけど、完全に現代人のセンスだよね。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jean-Etienne_Liotard_01.jpg 今夜のNHK日曜美術館はひさびさにアンドリュー・ワイエス
思い出した
美術の教科書でこの絵の女性に心惹かれた高校生の日を
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/a/a2/Christinasworld.jpg
美人と思って疑いませんでしたよええ >>2
勢いがあって好きだわ
>>4
すごい良い笑顔w ワイエスといえば、
アンドリューの父N.C.ワイエスの絵もいい
子供向け本の挿絵画家だったんだけど、
イメージ喚起のパワーがすごい
http://www.comicbookbrain.com/z003_wyeth_the_giant.php >>3
絵文字を彫った石に石灰を塗りこめてその上から別の絵文字を彫る再利用をしてた
塗りこめたものが取れてしまって前の絵文字と後の絵文字が合体してヘリコプターのような形になった
前の絵文字がこんな形で後から彫ったのがこんな形で‥とテレビ番組で解説してた
(NHKの栗山千明が出てる超常現象を暴く番組)
>>5
身障者が丘の上に見えている自分の家まで、地面を手で這って帰ってる絵なんだね 「怖い絵」展
http://www.kowaie.com/
ジェーン・グレイの処刑の絵って、
「怖い」というより「もったいない」という
感情を強く掻き立てられる スレの趣旨とちがうかもしれんが・・
あの名作映画のあのシーンをオスマン帝国風絵画にしてみた。こうなった。 カラパイア
http://karapaia.com/archives/52237843.html
説明がなけりゃ一個も分からんわっ >>16
イキのいい笑顔の兄ちゃんが中央にいるおかげで、
全体的に何やら集団雪すべりを楽しんでるような雰囲気を醸し出してるね。 >>14
この絵は少女を殺して喜ぶサディスト向けと言われてるけど。
ジェーンの絵なら、処刑後の首なし遺体の夫が担架で運ばれて来るのを見て絶叫するシーンを描けばもっと恐い…いやグロいか。 ネットでみつけたんですが、この絵、詳細ご存知の人いませんか?
ヌードの男女が手をつないで踊っている何やら中世風の絵なのですが。
https://m.pikabu.ru/story/khoroshiy_tamada_3032032 腹がぽっちゃりぎみの裸集団はボスっぽい気がしたが
画風は中世の挿絵風の絵っぽいな
枠の外上側にも絵が続いてるのも気になる >>14
あの処刑人、けっこうイケメンだね
ウホウホ 真ん中のおっさんがヘラクレスか
まんざらでもなさそうだな スナップ写真風の絵画だな
>>4のポーズで何となく連想したのが主教改革者カルヴァンの肖像
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャン・カルヴァン
これが学校の教科書に載ってたら、吹き出しを付けセリフを書き込まずにはいられない >>19 >>22
このダンスが済んだら、そのあとは当然・・・をやるんだろうな。
ダンスしながら相手を物色して・・・ >>24を描いたクラナッハの父ちゃんも、当時とすればかなりリアルな自画像を残している。
存命人物の絵だと言われたら信じるだろう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーカス・クラナッハ 世界史のようにおもしろいかねがはいってくるさいと
グーグルで検索⇒『羽山のサユレイザ』
AG5KM Twitterで見かけたもの
「中世の絵画で馬を正面から描いたものは、初めて見たような気がする」
https://twitter.com/nabe1975/status/952858330875158528/photo/1
というか本当にウマかこれ・・・ 江戸時代の人が書いたサイとかじゃあるまいし
馬なんて当時誰もが日常的に見ていたものだと思うが
なんでこんなことになるんだ
絵でしかウマみたことないやつが書いたとしか思えん 「逆遠近法」のフロレンスキーあたりに絵解きさせたいな
>>36
誰がウマいことを言えと・・・ 中世の絵画って、下手糞がトレードマークな感じだけど、
写実画で売ろうって画家は皆無だったのかな。 >>34
馬の体は正面や後方から見ると割と丸みを帯びているので、右側の脚以外の表現はこんなものでしょう。
珍妙に思われているのは短く横に曲がった脚でしょうが、正面から左側の馬のように脚を曲げて人体を
踏んでいる(?)状態を描くのが難しいのと、実際には横に向いているであろう倒れた人体を分かり易く表
現するために正面向きにした結果、横の馬と同じ体の高さで脚を描くスペースが、馬の胴体部分と倒れた
人体との間に不足してしまい、脚が短くなってしまったものと思われます。
倒れた人体を正面向きに描くという絵としての表現のために、右側の馬の脚の描写が犠牲にされたとい
うことではないでしょうか。
それに『韓非子』では、犬馬は身近なだけにすぐ批判が入る描き難いと斉の画工が述べたことが語られて
いますが、画で食べている人間でも犬や馬は描き難かったものです。
葛飾北斎も猫の子をまともに描くのに苦労したそうですが、身近だから描き易いということは無いですよ。
中世のこうした絵画の場合、写本の文章を製作している人が挿絵も描いたもので、専門の画家ではなか
ったことも大きいでしょう。
それに、今ほど練習出来ない(紙が高価)環境にあったことも忖度されないといけません。
普段絵を描いていない人の画力なんて、現代人でもこれ以下ですよ。
画力は最後によく描いていた年齢(普通は小学校低学年)で止まると言います。 専業の画家が居なかった = そういう高度な分業を支える社会基盤が
中世には無かったというところでしょうかね
しかしこれはテレビ芸人が即席で絵を描けと言われて描くレベル >テレビ芸人が即席で絵を描けと言われて描くレベル
左の馬を見る限りでは、画力自体はかなりある方ですよ。
馬の縦横の比率、胴と脚の比率、首の長さ、口の長さ、頭部の出方と引っ込み方、前脚と後脚の違いなど、
最低限押さえるべき点は押さえられています。
私も自分で描いて痛感する所がありますが、馬を馬らしく描くのは難事です。
やはり、前脚を前面に描かなかった表現で損をしている感じですね。 卵型の胴体にガニ股の足が付いた異形の生物を ブリューゲルやボスなんかが好んで絵に描いていたけど >>34の絵はそのご先祖というかプロトタイプ的な何かだったりして 別にこの絵とは関係ないが、ロシアには「球形の馬」というジョークがある。
http://lurkmore.to/Сферический_конь_в_вакууме
科学的な仮定やモデルが現実から遊離しすぎて滑稽な有様を風刺しており
英語圏では伝統的に「球形の牛」と呼ばれている。 単に下手なのか、天才の直感なのか、計算された絵画的効果なのか、判断に迷う絵が結構ある。
たとえば日本のメディアでもよく取り上げられる『絞首台の上のかささぎ』(1568年)
ブリューゲルの絵は写実的かつ現代風なようでいて、実際はあちこち遠近法が狂っているが、
この絞首台の歪みは明らかにわざやっているんだろうという見方。ブリューゲルは天才だから、
「ペンローズの三角」を400年ばかり先取りして錯視効果を狙っているというわけね。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1c/Die_Elster_auf_dem_Galgen.jpg >>47
絞首台を無理があるくらい歪めていますし、ふもとの館といい城館といい、左上空の鷺といい、
画面に入れたいものを優先して見えますね。 イエス・キリストの図像は
赤ん坊と大人はあるけど少年時代ってのは見たことなかったので
この絵を見たとき新鮮な感じがしました
ジョン・エヴァレット・ミレー『両親の家のキリスト』
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sir_John_Everett_Millais_002.jpg 後の西洋人が思い描く、キリスト当時のイスラエルのイメージって
それこそ多種多様だよね
歴史絵画なら、建築や衣装、小道具、人種など当時への知識が必要なんだけど
ダビンチの宗教画だって、ただのイタリアにいるイタリア人描いてるだけだし
日本だって、今描かれる神は古墳時代の格好してることが多いけど、明治以前はたいてい平安装束だし、インドラや四天王などは今も唐代の鎧着てる
そういうのが重視されたり研究されだしたのはいつごろなのかな
個人によっても再現重視派と、見た目重視派がいるだろうし
欧州人がイスラエルかくときと、ローマかくときでは求められる再現性もまた違うだろが 中世のミニアチュールのアレクサンドロス大王とかまんま中世騎士の格好だったりね。
古典古代の風俗が「現代」とは違っていたという認識はやはりルネッサンス期のイタリアで始まったのかな。出土遺物から古代の風俗を知る機会も多かっただろうし。 ふつう『最後の晩餐』に描かれているようなテーブルも、
イエスの時代には無かったという。
しかし寝そべって飲み食いしているキリストと弟子たちの図では
宗教画として威厳もへちまもない・・・ それを考えると、日本の仏像はガンダーラあたりで成立した様式を結構よくほぞんしてるよな
平安時代庶民の風俗の菩薩とか羅漢とかあってもおかしくはないはずだが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています