>>183
民主主義への疑問というか警戒というのは、べつに韓国を挙げるまでもなく、古代ギリシャ、ローマからの普遍的なテーマだ。
欧米人は、民主主義は本来とんでもないものであり、それを抑えるためローマ帝国が帝政になったのは仕方ないと思ってる。
近代市民革命のときも、君主制を倒して出した宣言は「人権宣言」であって、断じて「民主宣言」ではない。
君主制を否定した以上、しかたなく民主政をやらざるを得ないけど、古代の失敗を繰り返さないために、「人権」という枠を作り
その枠内に民主政を抑えることでなんとかしようと考えたわけだ。
やがて、健全な民主政が定着するなかでいつしか古代の失敗が忘れられ、社会主義者が「民主独裁」なるものを言い出したわけだが
彼らが「人民裁判」やら「粛清」やら、古代の衆愚政そのままをやらかしたおかげで、やはり民主政がとんでもないものだと再認識された。

韓国が、民主主義そのものへの疑問の根拠なのではない
民主主義そのものへの疑問の、一例にすぎない