>>159
元の記事にも少し書かれてるけどね。
鎌状赤血球症,という遺伝病がある。赤血球が変形して酸素を十分に運べず,重い貧血になる。
普通なら生存に不利な遺伝病だ。

ところが鎌状に変形した赤血球の中では,マラリア原虫が増殖できない。
だからマラリアが猖獗を極める地ではマラリアへの耐性を有する鎌状赤血球症の患者は,逆に生存に有利。

「酒に弱い」遺伝子というのは,普通に考えれば肝臓の解毒作用が弱いということなので,生存には不利なはず。
それなのにそういう遺伝子の持ち主が増えていったからには,何か未知のメリットがあるはずだというお話。