シミュレーションゲームでは
限界損耗率というのがある。

日露戦争の戦役統計
突撃時に正面戦力の8%が損耗すると攻撃力が減衰し、
12%が損耗すると突撃は頓挫

WW2時米軍資料での人員損耗率の限界
攻撃時、師団20%、歩兵連隊30%、歩兵中隊40%で限界
防御時、師団30%、歩兵連隊40%、歩兵中隊50%が限界

守りより攻め側の方が兵力消耗に弱い。
文禄の役で1/3の消耗なんで、
こんな出兵を何度も続けるのは不可能というのがわかる。

実際にはWW1で8割損害に耐えて攻撃した例もあって、
この消耗率限界の数字が絶対法則というわけではないが、
一応の目安になり得る。

しかしなぁ・・・。
多くの人命損傷を統計学的数値でしか考慮しない
軍事指導部や作戦担当者って、
ヒトデナシに思われても仕方ない。