つづき

ジョンソン氏のやらかし歴

ジョンソン氏の伝記『ボリス:ボリス・ジョンソンの台頭』(アンドリュー・ギムソン氏著)や各紙から逸話を拾ってみましょう。


・キャメロン首相(当時)が辞任。保守党党首選への立候補を目指すも出馬を表明するはずだった記者会見で突然取りやめを発表し、英国中をア然とさせる

・外相時代の17年、休暇中にイランで拘束されたイラン系英国人女性について「(休暇ではなく)ジャーナリストを訓練していた」と事実誤認の発言をして謝罪。この女性は今もイランで拘束されており、夫は「ジョンソン氏が首相になったら国家安全保障の潜在的なリスクになる」

・昨年8月、デーリー・テレグラフ紙に、イスラム教徒の女性が全身を覆い隠す民族衣装「ブルカ」を「郵便ポスト」のようだと書き、批判される

・昨年9月、2人目の妻マリナ・ウィーラーさんと25年に及んだ結婚生活に終止符。4人の子供をもうける

・今年6月、同棲中の元保守党スピン・ドクター(報道担当者)、キャリー・シモンズさん(31)と自宅で大喧嘩、警察が駆け付ける騒ぎに。首相官邸で同居するのかどうかが話題に

・駐米英国大使の外交公電漏洩事件で、ジョンソン氏は、公電で批判されていたドナルド・トランプ米大統領の攻撃から大使を守る姿勢を明確に見せなかったため、大使は辞任。官僚の間に不信感がくすぶる

・保守党党首選で英国名物の薫製ニシンの出荷コストが膨れ上がっているのはEUの役人のせいと批判するも、EUから「EU法は無関係で、純粋に英国の問題」と一蹴される


https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20190723-00135373/