ロシアの場合キエフ公国が滅んだ時に無傷で生き残ったノヴゴロド公国がある
ノヴゴロド(ヴェリーキー・ノヴゴロド)は元々キエフ大公国の始まりの地だ
新興のモスクワ公国がルーシの盟主を名乗るには豊かで広大なノヴゴロド公国の併合が不可欠だった

一方キエフ公国はモンゴル帝国に灰にされたのちポーランド・リトアニアの支配下に入った
民衆は農奴になりポーランドの国策によって正教からカトリックに改宗した者も多い
ポーランド・リトアニア時代もキエフ公国の民族的文化が存続し続けたとは言い難いのだよ

ポーランドにしてみればルーシの盟主はポーランドだが生憎ロシアだけは支配下に置くことができなかった
しかし一度ポーランド王がロシア・ツァーリ国の皇帝になったことがあるためそれが正当性になる