>>88
ソ連より弱くなりすぎてるロシアという意見は一面においては事実ではない
もともとソ連は強くは無かった

戦力のピークとされる80年代にソ連軍は160個師団を編制表に有したが
完全充足状態にあったのはそのうちの54個師団でしかない
残りの106個師団は人員も装備も与えられていない紙上の存在で
有事においては予備役動員と民生用車両の徴発によって実体化する予定だった

動員に関しては80年代末のポーランド介入中止の最大要因は動員の失敗だったし
民生用車両の徴発は物流の混乱から社会と経済のマヒへつながる事が懸念されていた
ソ連当局は餓死者の発生まで予測していたという

こういった事情はソ連崩壊前後にようやくに公開あるいは暴露されたが
西側世界が盛んに訴えた東側の脅威なるものは実のところはその程度でしか無かった