吉村府知事が関空の同時離着陸運用について触れたのは妄想じゃないけどねw

・令和元年(2019年)5月8日 知事記者会見内容
Q:3空港懇について、今度、11日が候補に挙がっているとありましたが、まずその日程感に
ついての、知事に就任されて初めての3空港懇ですが、基本的な今の知事のお立場を一度
お聞かせ願いたいんですけれども。

A:空港のあり方についてですけども、僕自身は、やはり強いところをより強くしていくというのが
大事だろうと、空港戦略としては。ですので、特に関空について、今、防災機能を強化して
いますけども、ここについて、より防災機能を強化するとともに、関空自体のキャパシティーを
増やしていくことが僕は重要じゃないかなと思います。
環境アセスなんかも、今後、発着枠というのは、まだちょっと枠はありますけども、この発着枠
自体を少し増やしていく努力も僕はしていくべきだと思います。要は、アセスをクリアすれば
発着枠をさらに増やしていけるわけですから、そういった意味では、関空、強いところをより強く
という発想です。
関空については、最新、最先端の技術を導入して、人の動き、流れをうまく誘導すれば、十分に
まだまだキャパシティーはあります。そして滑走路も、4,000メートル級、3,500、それから4,000弱
やったかな、要は3,000〜4,000メートル級の長い滑走路が二つパラレルにある、そして距離も
離れているから同時の発着もできるぐらいの、かなり空港としての能力も高い空港だと思っています。
そして、海上の空港ですから。
そういった意味で、これから大阪府が、G20、それから2025年の万博、国際都市を目指して
いく上で、空港の力はやっぱり重要だと思います。そのときに考えるべきは、この3空港をどうすれば
ベストミックスになるかと考えるときには、まずは僕は、関空を、強いところをより強くという発想です。
http://www.pref.osaka.lg.jp/koho/kaiken2/20190508.html
https://www.youtube.com/watch?v=7nIwnJ74zk0&;feature=youtu.be&t=1336

改めて読み返すと、「最新、最先端の技術を導入して、人の動き、流れをうまく誘導すれば、」と
言ってるので、もしかすると吉村府知事の念頭にあるのは、大阪市内を通る陸上ルートではなく、
羽田で導入されるRNP to xLS(ILSもしくはGLSの意)の方かも知れないですね
関空の現在の飛行ルートをRNP to xLSを使って複線化する場合、大阪湾をショートカットする
内周ルートは滑走路手前の直線区間が短くILSを使えないので、内周ルートを使ってB滑走路に
着陸する機体はGLS(=GBAS)に対応している必要があります
したがって、GBASに対応した機体が少ない現状では、枠の拡大は限定的にならざるを得ない
と思いますが