0597出土地不明
2018/09/26(水) 23:34:01.88ID:YOzqGceLもともとドナウ川、ライン川流域地方を中心に定住していたケルト人が西に移動を始め、フランス、スペイン、北イタリア、バルカン半島、そしてブルタニア(英国のローマ名)に広がっていったと言われています。ブルタニアのケルト人をブリトン人と呼びます。
その後、ローマ帝国によってブリトン人は支配されるようになります(43年クラウディウス帝によるブルタニア征服から410年西ローマ帝国ホノリウスによるブルタニア放棄まで)。
117年にローマ皇帝ハドリアヌスがイングランド北部に「ハドリアヌスの長城」を築き、これがローマ帝国最北端の境界でした。
375年にゲルマン民族の大移動が始まり、ブルタニアにも5世紀から6世紀にかけてゲルマン人の一部族サクソン人、アングル人、ジュート人が侵入してきました。
この3部族が「アングロ・サクソン」です。このころはスコットランドからピクト人、アイルランドからスコット人なども侵入してきました。
この5世紀末から6世紀の時代、アングロ・サクソン人の侵入と戦ったのが、かのアーサー王と言われています。(もしアーサー王が実在したならの話しだけど)
その後アングロ・サクソン人がイングランドを支配し9世紀にイングランド王国が成立します。またこの頃、ピクト人とスコット人によってスコットランドに統一王国ができます。
1016年にデーン人がイングランドを征服しますが、1066年には仏ノルマン軍がイングランド王国を征服します。
イングランド王国は16世紀にウェールズを、17世紀にスコットランドを、そして19世紀にアイルランドを併合して現在に至っています。
以上をまとめると、英国人の祖先はケルト人、ローマ人、アングロ・サクソン人、ピクト人、スコット人、デーン人、アイルランド人、ノルマン人)ということになると思います。