のび太「_____やっと…やっと辿り着いたよ…」
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のび太「あぁ…散々だった…」
のび太「ジャイアンは僕をいじめていたDQNを殴って定時退学しちゃって音楽の仕事に就く夢を諦めた。その上継いだ雑貨店はハイテク社会に呑まれて潰れて学歴のない彼は清掃員で細々と暮らし惨めたらしく死んだ」
のび太「スネ夫は父親から継いだモーター会社の機密が漏洩してライバル社に負け倒産して多額の借金を背負うことになり首を吊った」
のび太「出木杉も宇宙工学を学びたいのに無理やり電子工学を専攻させられ日々のストレスから喀血し発狂の末自殺した」
のび太「……しずかちゃんも」
のび太「散々だった…」
のび太「でも…やり直せる…」
のび太「_____やっと…やっと辿り着いたよ…」
のび太「…よし」 回想_____のび太高校1年生10月
DQN1「お前の服を入れた袋に石を入れてーっと!」
DQN1「プール全力投球!www」
DQN3「やっばwwwwwwwww」
のび太「そんな…!」
DQN2「オラ!早く取りいってこいよ!w」
DQN3「大丈夫!10月だからプール入ったくらいじゃ死なないよ多分ww」
DQN1「早くしないと誰か来ちゃうよ?」
のび太「服返してよ!」
DQN2「全裸見られたくなかったらさっさと取りいけや!」
DQN3「こいつマジでとろいなwww早く取りいけよ!オラ!!」
??「お前ら何やってんだ!!」 ドカッ
DQN1「いってーな誰だテメー!」
ジャイアン「お前ら寄ってたかって下らねぇことしやがって!!」
バキッ ドカッ ガッ!
のび太「ジャイアン…!」
ジャイアン「大丈夫かのび太?」 のび太「ありがとうジャイアン…!」
のび太「大丈夫だけど服が…」
ジャイアン「あぁ取り敢えずお前は俺のジャージ着とけ」
のび太「ジャイアン…本当にありがとう」
ジャイアン「良いってことよ!なんてったってお前は俺の心の友だからな!!」 次の週
ジャイアン「おいのび太」
のび太「ジャイアン?どうしたの?」
ジャイアン「実は俺退学する事になった」
のび太「!?」 のび太「そんな急に!?なんでさ!!」
ジャイアン「こないだあいつらぶん殴っただろ?それでだ」
のび太「そんな…!だって元はと言えばあいつらが…!」
ジャイアン「それでも、暴力は暴力だ」
のび太「僕のせいで…」
ジャイアン「のび太それはちがうぜ」 ジャイアン「のび太それはちがうぜ」
のび太「!」
ジャイアン「俺は俺の判断であいつらをぶん殴ったんだ。後悔してねーよ」
ジャイアン「のび太。俺はいなくなるけど、あんなやつらに負けるんじゃねえぞ!お前は俺様に喧嘩で勝った男なんだからな!!」
のび太「ジャイアン…!ごめん…!!」
ジャイアン「あんな奴らに負けてんじゃねーぞ!俺は雑貨店継ぐからよ!頑張れよ!」 次の週
DQN1「おいグズ」
のび太「!」
DQN1「こないだは友達が助けてくれてよかったなぁ?でももう居なくなっちまったなw」
DQN1「じゃーなwまた明日から楽しもうなw」
のび太「まてよ…」
DQN3「あ?」
のび太「謝れよッ!お前らはクズだ!!」
バキィッ
のび太「ぐぅっ!」
DQN1「何キレてんだよ殺すぞ??」
バキッドカッ
のび太「ぐはっ」 DQN3「おいお前なんか反抗的だな」
DQN2「腹立つんだよその目ェ!」
ドカッ!!
のび太「うぅ…」
DQN1「お前の全裸写真から虫食ってる動画まで晒してやろうか?あ?」
のび太「…ッ!」
のび太「…っす、みませんでした…」
DQN2「カッコつけてんじゃねーぞ?次やったらぶっ殺すからな」
のび太「クソッ!」 次の日
DQN1「グズメガネちゃん今日もお小遣いありがとうね〜w」
DQN2「明日もよろしく〜」
のび太「…」
しずかちゃん「ねぇ…」
しずかちゃん「…のび太さん。剛田さんは自分を犠牲にしてまで貴方を助けてくれたのよ。なのに…」
のび太「…」 >>10
次の日
DQN1「グズメガネちゃん今日もお小遣いありがとうね〜」
DQN2「明日もよろしく〜」
のび太「…」
しずかちゃん「ねぇ…」
しずかちゃん「…のび太さん。剛田さんは自分を犠牲にしてまで貴方を助けてくれたのよ」
のび太「…」 文字化けてらぁ
しずかちゃん「のび太さん…なんとも思わないの?」
のび太「…」
しずかちゃん「…見損なったわ」
のび太「_____に…」
しずかちゃん「?」
のび太「何も知らないくせに!」
のび太「君に何がわかるんだ!!僕なんかがアイツらに立ち向かえるわけないだろう!?僕だって悔しいさ!でも…ッ!君だって見てるだけだ!!しったようなことをいわないでくれよ!!」 しずかちゃん「っ!!」
しずかちゃん「のび太さんのバカ!!」
バチン!! タッタッタッ
しずかちゃんが走って校門を通り抜けた時だった
まるでトラックの方がしずかちゃんに吸い込まれるようだった
つい数秒前に聞いた音が耳から離れる間もなくしずかちゃんは吹き飛ばされた 悲鳴が聞こえる
飛び散った鮮血が視界を薄暗くする
鳴り止まないサイレンの音が頭の中でグワングワンなり続けた
のび太「…」 2012年11月26日○○新聞
「高校生殺人事件____いじめへの報復か」
×××高校で起こった事件で警察は、男子高校生1人を殺人などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、東京都練馬区に住む高校1年の男子生徒1人(16)です。警察によりますと、容疑者は今月19日夜23時頃、東京都練馬区月見台すすきが原で歩いていた男性3人(ともに16)を刃物で殺害した疑いなどが持たれています。 あぁ…あれから40年程たったのか____
長い道程だったなと思う
沢山の金を使い、沢山の人間を裏切った
例えばエンジン開発の最先端を行く大手企業の骨川モーターの情報を盗みその結果社長が首を吊ったり電子工学の権威を誘拐し無理やり発明させた。彼は結局発狂の上自殺した
でももう大丈夫。みんな元通りだ 骨川モーターの機密を盗んで開発された永久機関を用いたモーターの技術を研究に組み込み盗んだデータは研究資金にするためにライバル社に売った
結果骨川モーターは倒産してスネ夫は首を吊った
他にも宇宙工学と電子工学の権威を誘拐し本来好きだった宇宙工学をほっぽり出して無理やり電子工学に専念させモーターと組み合わせて無限にエネルギーを作れる様にさせた
結果重なるストレスから喀血し出木杉も自殺した
ジャイアンは孤独に死ぬ1週間前に
「心の友よ後は頼んだぜ」
「今を変えてくれ」
と泣きながら言ってきた そう。僕が過去を変えてやるんだ。
そしてまたみんなで… 彼の四次元ポケットは彼自身が起動してる場合にのみメイン、スペア共に稼働するようになる
つまり彼自身への電力供給を行わないと四次元ポケットは使えなかった 電池が無くなった彼を起動できるようにするために彼を完全に理解して再構造するほどの知識が必要だった
のび太はそのためなら手段を選ばなかったし、結果こうして研究が実ろうとしている
終わりよければすべてよし というやつだ
なぜなら全て元通りだから の前では青い閃光が瞬き40年間夢に見た彼への電力を供給し終えたことを知らせた
「やぁのび太君。久しぶりだね」
涙が溢れて止まらなくなった のび太「ドラえも〜〜ん!!」
ドラえもん「歳をとったね。のび太くん」
のび太「どれだけこの時を待ってたことか…!」
ドラえもん「でも落ちこぼれだった君がどうやって僕を?」 のび太はダムが決壊したかのように泣き、ぽつりぽつりとこれまで自分がしてきた事を話した
話してる最中にかつての友人を裏切り、死なせ、人生を折ってきた事を懺悔した
しかし、懺悔した所であと数分後には無かったことになるのだから問題ないのだ
のび太「そういう事だからドラえもん四次元ポケット使わせてくれないか??以前の僕とは違う。情けない人間から変わったんだ。これでもうひみつ道具を使うことも無くなる。かつての無力でグズな自分は卒業したんだ」 ドラえもん「…それは…出来ないね」
のび太「!?」
ドラえもん「パラドックスって知ってるかい?」
のび太「知ってるけど」
ドラえもん「もし君が何らかの方法で過去に介入して友人達を救うとするだろう?」そうすると今の君、そう友人を殺してでも僕を復活させた君は存在しない事になる。」
のび太「…?」
ID:S0sSdifQ0(26/33)
0055 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/05/07 21:35:55
ドラえもん「親殺しのパラドックスと言ってね、タイムトラベラーが過去へ行って、[子どもを持つ前の]自分の親を殺したとするだろ?」
「そうすると自身もまたこの世に存在することが不可能になり、存在しなくなる。」
「すると、そもそも過去へ行って殺人を犯すことが不可能になるとというパラドックスが生まれるんだ」 ドラえもん「つまり…君は彼等を救うことは出来ないよのび太くん。」
ドラえもん「君はさっきこう言ったね「「かつての無力でグズな自分は卒業したんだ」」確かにそうだね。君はかつての君とは別人だ。良い意味でも悪い意味でもね。君は人を思う優しい気持ちを失ってしまった。君は僕の知ってるのび太くんじゃないよ」
ドラえもん「もう一度言うよ。君は彼らを救うことが出来ない」
ドラえもん「この情報は将来トップシークレットにされる。過去ののび太くんがこれを知り未来を変えないためにね。」
ドラえもん「そう。僕が君のところに来れるようになったのは君が友人達を死なせて裏切った結果だったんだよのび太くん。」 のび太「そんな、僕は、僕は…」
ドラえもん「……」
ドラえもん「一つだけ方法があるんだのび太君」
のび太「!」
ドラえもん「小学校の日常を永遠に繰り返すんだよ」
のび太「ど、どういうこと」
ドラえもん「ジャイアンはいずれ退学になり、しずかちゃんは死に、スネ夫は自殺する」
ドラえもん「ひみつどうぐで世界を改変して小学校時代をループさせ続ければ、その可能性を残しながら永遠に彼らを死なせずに済むんだ」
ドラえもん「シュレディンガーのドラえもんとでも言ったところだね」
ドラえもん「もっとも僕達のために、過去の世界の時間軸は切り取られ永遠に停滞することになる」
ドラえもん「だから…そうだね君が4年生の頃の1年間を繰り返す事になる」
ドラえもん「全てを知る君は無間地獄で永遠に苦しむことになる」
のび太「それでも…!僕はやるぞ!」
ドラえもん「いや、それだけじゃない」 ドラえもん「君は僕が来た時に言ってた事を覚えてるかい?」
のび太「…セワシ君から…」
のび太「!!」
ドラえもん「気付いたようだね」
ドラえもん「君は切り取られた時間軸の中で無限に小学4年生を繰り返すだけでなくパラレルワールドでしずかちゃんと結婚してドラえもんを作り、過去の自分に送らなければならない」
ドラえもん「…ここに人生やり直し機がある」
ドラえもん「これを使うとこの世界の過去が改変されるのでは無く、パラレルワールドの過去に戻り新しく未来を作れる」
ドラえもん「でも押してパラレルワールドに行くのは記憶も外見も全て同じだが別人である君だ。機会を使った君はこっちの世界で生きるしかない。つまり3億年ボタンのボタンを押した人間の前と後が違う人間説と同じ事なんだ」
ドラえもん「やり直した方の君はいじめにも耐えながら自分のキャラは変えずにしずかちゃんと結婚してセワシ君を産んで僕を作らなければいけない。知ってるのは君だけだ。あっちの世界では僕ですらただの復活したドラえもんに過ぎないんだ…それでもやるのかい?」
のび太「…やる! やってやるぞ!」
__________
スネ夫「このゲームは三人用でね」
ジャイアン「残念だったなあのび太!」
しずかちゃん「のび太さんがかわいそうよ」
のび太「うう、酷いようジャイアン!」
ジャイアン「おいのび太そんな事で泣くなよ」
スネ夫「しょーがないな詰めてすわってやるよ」
のび太「え…えへへ」
ポロポロポロ
__________
野比のび太「やっと出来たよ」
野比しずか「まぁ」
ウィィィィン…
「やぁのび太くん。久しぶりだね」
野比のび太「ドラえもん…」
ドラえもん「のび太くんなんで泣いてるのさ?」
野比のび太「なんでもないよ…おはよう」
ポロポロポロ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています