年配の親が脳梗塞で倒れ、日常生活が困難に。自身への苛立ちと世話をかける家族への配慮から出した結論は自ら旅立つ尊厳死。日本では選べない選択肢だけれども誰しもに訪れる死の影が他人事のようには見えない。親と娘の心情の複雑さや最期までの過ごし方など暗すぎず描いているのも良い。